夜の当別町を楽しむ。
それが今日の目的で、もう少し具体的にいえば、当別駅のすぐそばにある本通商店街の「滝の湯」さんという銭湯でゆっくりとお湯に浸かり、温まった身体で夜の商店街を歩いて楽しもうというものだ。
商店街を歩いて楽しむとはいえ、当別駅から歩き始めたのが既に17:00頃だったので、夜遅くになる前には札幌方面へ帰る予定です。
そしてJRではなく車で来ていて、相当に吹雪くようなら夜のホワイトアウトになる前に帰らないといけないので、天候にも気を配りながら夜の当別本通商店街を歩いていくことにする。
今日はそんなお話です、もしよかったら最後までご覧ください。
ちなみに、この記事の半年後の夏の頃にも札幌から電車で当別町へ行きました。
再び銭湯へ入ったり、辺りのお店で食事をしたり、カフェでゆっくりしたり、当別町で楽しく過ごした日のことも「【札幌から当別】JRの電車で当別まで行く日帰り旅が最高だった」という記事で書きましたので、こちらもあわせてどうぞ。
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本通商店街を歩いて銭湯へ

17:00頃。
当別駅南口から歩き始めます。
当別駅からはいくつかのバス路線があり、このバス停には「月形当別線」とあるので月形の方まで行けるみたいだ。
JRの札沼線(学園都市線)北海道医療大学駅以北が廃線になってしまったいま、貴重な交通手段になっているのだろう。
バス側面に描かれてある「とべのすけ」も、可愛いだけでなく、頼りがいがあるようにも感じられるのだ。
商店街を歩いていく

駅から東側へ歩き始めると、ラルズマート(スーパーマーケット)や北海道銀行などが見えてくるが、「小林商店」というこのようなお店もあって、駅前の雰囲気がとても良い。
こちらのお店も今度ゆっくり立ち寄ってみたい。
そして「園生」の交差点を右折して南側へと進んで銭湯の方へと向かっていく。

だいぶ陽も傾いてきました
歩いているうちに、だいぶ陽も傾いてきた。
とはいえ冬の曇り空、実際どれほど陽が傾いているのかわかりませんが、雪に反射する光の量、商店街の建物の灯りといった要素からその傾きを感じるのです。
いやいや、本当はまあまあ暗くなってきたなーってだけです。笑
「滝の湯」さんに到着

温かな時を過ごす。
昔ながらの番台スタイル。
脱衣所も浴場も綺麗で丁寧に管理されているように感じる。
ぼくはこういう「感じる。」というのがすごく大事だと思っていて、きっと普段から手入れや清掃が行き届いていたり、利用される方が来た時よりも少しだけ綺麗にして帰っていくとか。
そういった日々のことが「感じる。」につながっているのではないかと思うのです。
そしてこのブログでは銭湯放浪記みたいな記事こそ書いてはいませんが、実は去年あたりから方々の銭湯に行っていて、その中でもこの銭湯の昔ながらの佇まいや雰囲気がとても好きです。
お風呂いただきました!


暖簾がとても良い!!!
身体はもうぽっかぽかです。
いやあ本当に気持ちよかったなあ。
もう少し暖かくなったら再訪したいし、その際には番台の手前にあった瓶飲料も飲みたい。。!
銭湯を出ると夜になっていて。

弧を描く夜の道。
ここ本通商店街は道路がゆるやかに弧を描いているのだ。
夜の雪景色と相まって、なんともいえず風情があり、この先にはどんなお店があって、どんな雰囲気なのだろうと期待で胸がいっぱいになる。
この1本左手には「パンケチュウベシナイ川」があり、その水路に合わせた街並みがこの弧を描く道路を生んだのかもしれない。
夜の本通商店街を歩いていく

「でかいからあげ」で有名な日の丸亭
日の丸亭の前を通りさらに進んでいく。
ここは人気のお弁当屋さん「日の丸亭」さんです。
からあげ弁当は唐揚げでお弁当の蓋が閉まりきらないとか。。
ああ、お腹が減ってきた・・
こちらも今度立ち寄るリストに入れておく。

そしてさらに進むと急に大粒の雪が降ってきました、吹雪とまではいかないので大丈夫そう。
すっかり辺りは夜になってきたので、なんとなく先を急ぎたくなりますが、ツルツル路面で転んで怪我したら困るから、やっぱり急がない!
次の目的地、十字屋書店へ到着

インクの匂いと暖かな灯り吸い込まれていく。
ずっと訪れたかった「十字屋書店」。
何度も来る機会はあったはずなのにそうしてこなかったのは、おそらく当別町内を車で移動していた為だろう、車は遠くの街まで行くには便利だがこうして街の中をゆっくり楽しむには速すぎるのだ。
でも今日は歩いて商店街をまわっている、気になったらどこでも立ち寄り放題。
そんな訳でもちろん十字屋書店に入店します。
店内の暖かさで曇ったメガネのレンズを拭き取り視界がはっきりすると、店内の陳列の美しさが目に入ってくる。
平積み、面陳列、背差し、陳列が丁寧で綺麗だし揃えてある書籍もすごくいい!それにポップもレジ周りの雰囲気もすごく好きな感じだ!
本を1冊手に取ってレジで会計を済ませる。
本当ならもっと長居して、ここに来なければ出会わなかったであろう本を買って読んだりしたいのだが、夜も遅くなってきたので、それはまた今度の楽しみにとっておこう。

書店を出ると月が見えていた。
吹雪いてもいるし、月も見えている。
なんだか得したような気分だなとも思うし、ちょっと位の軽い吹雪なんぞお風呂上がりの僕はぽかぽかで無敵なのです。むしろ心地よいくらいだ。
ここから引き返し駅の方へ戻る

ぎゅっと詰まった街。
書店を出たあとは、旅館の前を通って駅の方へと戻ります。
この本通商店街エリアには様々な業種のお店がぎゅっと集まっていて、こうして夜の時間に歩くのはとても楽しい。
街灯の色も、道の幅員も、なんだかいろいろちょうど良くて、好きな商店街だ。

「珈琲」が気になる。
おしゃれな外観の「三木商店」さん、看板には酒たばこに加えて「珈琲」の文字も見える。
ここも気になる、こんど時間のある日中に来た際にはぜひ立ち寄ってみよう。
駅へ戻ってきました。

18:30まえ頃。
当別駅南口まで戻ってきた。
銭湯で1時間弱過ごし、そこから30分ちょっと商店街を歩いて本を買って帰ってきた。
1時間半くらいのほんのわずかな街歩きでしたが、夜という時間や雪景色というのもあり、とても楽しい街歩きが出来ました。
それに身体はぽっかぽかのままだし、とっても幸せな気分です。
今回ぼくは車で当別までやってきましたが、JRで訪れるというのも楽しそうです。
札幌の隣町「当別町」、みなさまも休日のお出かけでしたり、有給が取れてゆっくりとした午後の日なんかに訪れて見てはいかがでしょう。
当別には「つじの蔵」さん、「霜月堂」さん、「ふれあい倉庫」、「DAN-LAN」さん、「Cafe & Kitchen Offshore」さん、「藤沢製菓」さん、などなど…!魅力のあるお店がいっぱいあります、みなさまの当別町お出かけのご参考になれば!
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が誰かの何かのお役に立てば嬉しいです。