二十四節気でいえば「春分」
3月20日〜4月3日の頃です。
春分は、昼と夜の長さがだいたい同じで、ここから夏至に向けて昼の時間が長くなっていきます。
3月から4月へ。
今の生活になぞらえれば、ちょうど年度末から新年度になる頃でしょう。
学校へ行っているひとなら卒業から入学へ、春休みから新学期へ。
仕事をしている人なら新しい職場や部署へ、もしくは新しい人を迎え入れたり。
そんなふうに、新しい場所や人との出会いや別れがあり、様々な気持ちの分岐点にもなるでしょう。
春分の頃と、雪解けの斜面。
「春分」のある晴れた日の朝は、気温も3度ほどで、頬に感じる風はピリピリと冬の余韻を感じていました。
でも天気予報では最高気温が10度になるそうで、天気もよく晴れて青空が綺麗に見えていて。
何でも赤坂山の雪はだいぶ溶けているらしく、それなら今日は登山をしよう!
ってことで去年の秋以来、どこかメルヘンで可愛くて、登山道も看板も丁寧にメンテナンスされている赤坂山へ登ることにしました。
今日はそんなお話しです。
カメラは持って来なかったのでスマホで適当に撮ったのですが、この山のメルヘンな感じや眺望の良さ、そして美味しい話も伝わると嬉しいです。
よかったら最後までご覧ください。
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三角山の残雪を見る。

斜面にはまだ雪が残っていて
正午すこし前に赤坂山を登り始める。
はじめは木々の間を抜けていきます。
途中、手作りの可愛い看板を眺めたり、芽吹きの雰囲気を感じたりしていると、わりと早くに開けた場所に出ます。
太陽は頭のてっぺんあたりにあって、春の日の暖かさを感じます。
向こうに見えるのは三角山
まだ葉のついていない木々の隙間から、斜面の残雪がはっきりと見えています。
琴似や山の手の辺りからも三角山の姿を見ることはできますが、その山裾の斜面をこんな風に眺められるのは赤坂山に登った人だけのご褒美では無いかと思います。
ぷかぷか浮かぶ雲を眺めて

札幌の中心部が遠く見渡せる
赤坂山を登った場所からは三角山のほかにも、札幌の中心部もはっきりと見渡すことが出来ます。
あのビルはどこだろうとか、自分の住んでいる場所を探したりとか、目を凝らして眺めるのも楽しいです。
街の一部は日陰になっていて、空の方に目をやると、ぷかぷかと多くのの雲が浮かんでいました。
ショカンの方まで展望もよく

やっぱりカメラ持ってくればよかったな
こちらは琴似から発寒の方向でしょうか。
手前にある手書き看板には、「ショカン」と書いてあり、街並みのはるか遠くに大きな山が見えるのがわかります。
山の上半分は残雪の白で覆われていて、どれくらい高い山かというのが想像が付きます。
やっぱりカメラ持ってくればよかったなと思うのです。
こちらはピンネシリ


遠くの山と、その街のお菓子の話
こちらはピンネシリの山です。
そう、ピンネシリといえば、二年ほど前にその名が付いたお菓子を買いに砂川まで行ったことを思い出します。
ある時、ぼくはこのページを見て「よし、砂川まで買いに行こう!」とすぐに思い、実際に次のおやすみの日に、その山が近くで見える街の「お菓子のほんだ」へ買いに行ったのです。
目的は、そこで限定販売されていた「カカオピンネシリ-LEMON-」。
砂川市・片桐農園さんのレモンとコラボされたもので、空知の街を想うお店の気持ちが、このページの文章や写真からとても伝わって来たのです。
それは、次の休みに80km向こうのお店へ買いに行くのに十分な理由でした。
この時ばかりは、直感的に動いてしまう自分を「こんな性格で良かったな」と思わずにはいられませんでした。
ほんださんでは、ほかにも沢山の美味しいお菓子が売られています。札幌からわりと近くだと岩見沢にもお店がありますので、ご興味がありましたら是非行ってみてください。
P140、鳥の看板


お腹が空いてしまったでしょうか。
お菓子の話を書いてしまったので、みなさんのお腹を鳴らせてしまったかもしれませんね。
でも、美味しい話は好きなので、気が向いたらまた書きますよ。
そんなことを書いているぼくが一番お腹がなっている気がします。笑
可愛い手作り看板と。
赤坂山はとても綺麗に整備がされていて、このように手作りの看板も沢山あります。
それらは全部とても可愛らしくて、メルヘンの様でもあり、山を歩くのが本当に楽しい場所です。
三角山方面へ


どこまで行こうかと考えて。
さて、赤坂山のP140からどこへ向かおうか考えました。
来た道を戻ろうか、ここから尾根を歩いて三角山まで行こうか。
でもまだ残雪もありそうだし、三角山の方に向かって歩いて途中で判断してみようと思い、このまま先を進むことにしました。
各分岐にあるい手作り看板の地図をみて、この先のルートをしっかり確かめながら進みます。
西野デジタルTV中継局まで




太陽が少し西へ傾いて来た頃に
西野デジタルTV中継局までやって来ました。
途中尾根のあたりでは風が強く吹き、少し寒くも感じました。
まだ4月になったばかりの頃、しっかりとフリースも持って来て良かった。
階段を降り、残雪を歩いていく

階段の向こうへ
TV中継局の側の階段からは、眼下に残雪がはっきりと見えています。
しっかりと一歩ずつ確かめながら、ここから下ることにしました。


残雪と春の日差し
階段を降りたそこは、まるで真冬のように雪が残っています。
固くしまっていたはずの雪も、春の日の暖かさの中では、油断すると踏み抜いてしまいます。
一歩ずつ一歩ずつ。ゆっくりと歩いて、残雪に映る木々の影を眺める。
バランスを崩さないよう両腕を案山子みたいに広げれば、ぼくの腕も春の陽によって残雪へその影が映されます。
こんな雪の眺めも残りわずかだと想うと、もう少しゆっくり歩いても良いかななんて思うのです。
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が誰かの何かの役に立てば嬉しいです。