以前から気になっていた桜の場所があって、それが今回の記事でお伝えする、旧軽川沿いの桜並木です。
旧軽川は弧を描きながら住宅街の中を緩やかに流れている川ですが、そんな日常の暮らしのそばにある桜の風景を一度見てみたかった。
桜の風景は当たり前ですが年に一度の僅かな期間しか見られないので、以前から次の桜の頃はここへ来ようと思っていました。
今回やっと来ることが出来て、写真にも撮ってみましたので、もし良かったらご覧ください。
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曲線の河川と桜並木の美しさ

ここへ来て桜を見て思うのは、河川の曲線風景とそこに咲いている桜の風景。
ただでさえ弧を描く風景は綺麗なものですが、そこに桜が咲くと花が少しずつ重なり広がって見える美しさがある。
以前、安春川の桜を見た時にも思いましたが、街中を流れる小さな河川の桜風景は、なんとも言えない風情があって好きでなのだ。
おそらく東京などはこういった雰囲気の場所がたくさんあるのではないかと勝手に思っているのですが、札幌でもこういった風情を感じられるのはとても嬉しい。
オールドレンズを携えて。

この日使ったレンズは「MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」という、いわゆるオールドレンズとよばれるフィルムカメラ時代の古いレンズで、これはぼくが生まれるよりもずっと前に製造されたものです。
マウントアダプタを利用することで今時のレンズ交換式のカメラでも使うことができるようになっている。
その代わりフォーカスはマニュアルだったり、レンズ情報をカメラが取得出来ない等、現代のレンズのような便利機能は無い。
それに、フレアやゴーストといって、光の帯や光が溢れるような感じが盛大に出てしまうのだ。これらは最近のレンズだと出来るだけ出ない様に設計されているものだけど、むしろそういうのが出てしまう所がオールドレンズの良い点だとぼくは思うのです。
光や色の加減がとても独特で、風情のある桜並木を撮るのには、こういったオールドレンズが相性が良いと感じる。
それに、オートフォーカスなどの便利機能が無い分、どうしてもゆっくりと風景を見ながら撮ることになるので、そういった時間も贅沢だとも思う。
そんなもろもろのことを含めて、この場所の雰囲気も、そしてここで写真を撮る時間も風情があって良いなと思うのです。



それにしても川と桜並木の風景って本当に綺麗ですね。
ぼくが見た旧軽川沿いのさくらは、札幌市手稲区前田8条の辺りです。
ぼくはあまり長く時間が取れなかったので、ほとんど同じ場所で桜を見ていたのですが、川沿いには桜が結構続いていそうな感じもありました。
周りは住宅街なので、ご迷惑が掛かることのないよう、静かにご安全に散歩する感じが良いと思います。
また、他にも桜を見に行ったときの記事は、「桜の季節」というタグでまとめています。
よかったらこちらもご覧ください。