3月のまだ冬景色が広がる東川町で過ごす静かな午後。
朝に札幌を出発したこの旅の目的は、この日の夕方に旭川へ戻り、夜の旭橋を撮影することでした。
そのあとは旭川市内で一泊することにしたので、晩御飯や翌日の食事を楽しみにしたり、旭川の気になっていたところを巡り歩き、今まであまり滞在することのなかった上川地方の風景を目に焼き付けて帰るまでが今回の旅の目的でもあります。
夜の旭橋を撮影した記事は先日書きましたので、時系列が逆になりますがこちらもよかったらご覧ください。
- 東川町は北海道の中央あたりにあり、旭川市の東側、美瑛町の北側に位置します。
- 札幌から車で行くと道央自動車道を使い2時間ちょっとで着きます。
- 旭川からだと車で20-30分くらいです。
- 東川町にJR駅はありませんが、JR旭川駅から旭川電気軌道の路線バスがあり30分程で着きます。
◎いちど訪れてみたかった東川町。
夜の旭橋を撮影するため、今朝札幌を出発して昼頃には旭川市内に到着していたものの、そのまま足を伸ばしてこの東川町まで来た。
実は東川町は数年前に「旭岳」に登った際に車で通過したことがあって、随分と綺麗な街並みだなという印象を持っていたのもあり、いつかこの街を歩いてみたいと思っていました。
その後この町にふるさと納税をしたこともあって、よりいっそう東川町を身近に感じるようになっていたのですが、実際にこうして街の中を歩くことが出来たのは今回が初めてなので、すごく楽しみにしていた。
🚶徒歩で歩いて楽しめる町。
今回の東川町滞在では「せんとぴゅあ Ⅱ」の図書館をはじめ、東川文化ギャラリーで展示を観て、道の駅ひがしかわ「道草館」で明日の朝ごはんを買ったり、道の駅の隣にある「モンベル 大雪ひがしかわ店」や「YAMAtune (ヤマチューン) 大雪山店」も徒歩で巡り歩く。
こうして東川町の自然と文化に触れるひとときを過ごしました。
♨️ キトウシ山のお風呂に使ってのんびり。
東川町滞在の最後には、雪に包まれた美しいキトウシ山にある「キトウシの森きとろん」でお風呂に浸かり、極上のリラクゼーションを満喫しました。
町内で撮影した写真を載せながら、この町のことを書いていきますので、よかったら最後までご覧ください。
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3月はまだ冬景色、東川町で休日の午後を過ごす

SONY α6500 / HELIOS-44-2 58mm/F2
ISO640 0ev 1/4000s
午後の日差しが東川町を包んでいます。
3月の東川町は、まだまだ雪で覆われる美しい景色に包まれています。
時折吹雪いたりもするけれど雪が止んで日差しが差せば遠い春を感じさせる温かさもあり、雪の静寂と穏やかな日差しは心を落ち着かせてくれます。
そうしてこの日のお昼過ぎ、ぼくは東川町での一日をスタートしました。

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町のデザインと人の温かみ
東川町でぼくが感じたのは、公共施設や地元の人の買い物などの生活拠点エリアと、道の駅や観光で訪れる人も足を運ぶ様なアウトドアショップや飲食店などが町の中心にぎゅっと集まっていること。
地元の人とこの町を訪れる人が同じ場所に自然と集まっている印象でした。
皆が同じ場所で時間を過ごして、そして過ごす場所も広くて美しいって何だか良いですね。
空の広い街並み
街を見渡しても高層の建築物はあまり見ることはなく、図書館が入っている「せんとぴゅあ Ⅱ」のように、天井がゆったりと高くて広いフロアの平屋建て建築が印象的。
街中で写真を撮っていても空の範囲が大きく映ります。
建物にもこの町の人たちにも壁がないようにも感じられ、なんだか人の温かさを感じるような町でした。
せんとぴゅあ Ⅱでのひととき

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せんとぴゅあを訪れる。
東川町での一日を始めるにあたって、まず訪れたのは「せんとぴゅあ」と「せんとぴゅあ Ⅱ」です。
せんとぴゅあ|モノ、ヒト、コトが集うみんなのいばしょ – 東川町
IIの方の施設には図書館が入っており、地域の文化や知識を深める場として親しまれています。
建物に足を踏み入れると、力強い建築でありつつも、天井には木のぬくもりを感じる構造が迎えてくれ、落ち着いた雰囲気の中で静かに本や展示を観ることができました。
地元の歴史や自然に関する書籍も豊富に揃っており、東川町の魅力を再発見する良い機会となりました。

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この町を表す様な広くて開けたフロア
せんとぴゅあ Ⅱの図書館には通常の書棚とは別に「大雪山国立公園」に関するアーカイブや、閲覧スペースやセミナー室、ほかに家具デザインの展示などもあります。
そしてこれらのエリアが1つのフロアにあって、それらは間仕切りを感じることもなく、いやあったとしてもガラスの壁で隣り合っているような感じで、そしてその間隔も広く取られていて、まるでこの町の中心部を表している様にも思えました。
ぼくは色々な町の図書館を訪れるのが好きなのですが、この東川町の図書館はとんでもなくおしゃれで、温かみがあって、ずっと滞在していたくなるような施設でした。
文化ギャラリーや道の駅、アウトドアショップもすぐ近くに集約している。

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また雪が本降りになってきたけれども、行き先は近くにあって便利。
せんとぴゅあから歩いて東川町文化ギャラリーへ訪れ、展示を観て楽しんだあとは、道の駅で明日の朝ごはんを買いました。
様々なものが売っていましたが、その中でぼくは「玄米おむすび ちゃみせ」さんのおむすびを買って帰りました。他にも甘いものもいくつか買ってしまいました。
今夜ホテルに帰って食べるの楽しみだなと思いながら買ったものをリュックに入れてまた町を歩きます。

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食事をとったり、お店を巡ったり。
少しお腹が空いたのでふらりと入った飲食店でお昼ご飯を食べたり、カフェで美味しいコーヒーを飲んだり、そしてまた雪の降ってきた外へ出ると「YAMAtune (ヤマチューン) 大雪山店」があって、またその近くには「モンベル 大雪ひがしかわ店」があるという、この町すごく楽しい。。
飲食店は町の中心部におしゃれなお店がいくつもありますので、どこへ行こうかと考えるのも楽しいです。
便利なのにゆとりがあって居心地が良い。
そんなふうにしてお店を巡りながら、この町のぎゅっと詰まった便利さと、そしてそれでいて全く窮屈ではない穏やかさに心惹かれていました。
そして地元の方々も皆さんやさしくて、まるで自分もこの町の一員になったかのような気持ちになってくるのです。
キトウシ山にある「キトウシの森きとろん」で、リラックスタイム

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東川町中心部から少し離れた山の麓まできた。
そうして過ごした東川町での滞在の午後はあっという間に過ぎていきます。
旭川へ行く前に、東川町にある標高457mのキトウシ山にそびえ立つ「キトウシの森きとろん」でお風呂に入ることにしました。
この施設は、自然の中でゆったりとリラックスできる場所で、心身ともにリフレッシュすることができ、そして屋上のテラスからは東川町を一望出来るのです。
そんな贅沢なひとときは、まさに極上のリラクゼーションでした。

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建築好きな人にも、お風呂好きな人にも、自然が好きな人にも。
ちなみにこの「キトウシの森きとろん」は、建築家隈研吾氏に監修協力を依頼されたそうで、建築好きな人にとっても外せない場所のひとつだと思います。
素晴らしい建築とお風呂というのは中々結びつかないような気もしますが、ゆったりとしたお風呂に、山や森と一体化したような外観。
館内には森の階段、森のサロン、森のギャラリー、森の展望台などがあって、お風呂という日常のことと芸術的な視点とか自然を感じるとととか、そういったものやことが一体になっていて、この町の良いところを表している様な施設だなと感じました。
このあとは旭川へ行き、夜には旭橋の写真撮影を楽しむ予定です。

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まとめ
東川町は文化や芸術やデザイン、また買い物や美味しいお店など、観光や生活における拠点が町の中心にぎゅっと集まっています。
その一方で心地よい間隔や配置で町全体がデザインされていて、本当に長居したくなる居心地の良い町という印象。
もっといえば、いつか「この町に住んでみたいな」とも思える程の居心地の良さで、この町の人口が増加傾向にあったことも頷けます。
まだ雪景色が残る、3月の休日の午後に数時間過ごしただけだったのに、また訪れたいなと思う素敵な町です。
東川町は旭川市内から車で30分程の場所にあって、札幌から旭川へは高速で2時間くらい。
つまり、休憩を含めても札幌から東川町へは2時間半ちょっとくらい、それでこんなに素敵な街に来ることが出来るのです。
皆さんもぜひ、自然と温かさのある町楽しみに、東川町を訪れてみてください。きっと楽しい1日になることと思います。