真駒内の街を歩きたくなる時がある。
それはどんな時かと言われると、うまく説明することが出来ないのだけど、たとえば少し疲れ気味で気持ちをリセットしたい時とか。
少し遠い街まで旅にでも出ればリフレッシュ出来るのだと思うけれど、もっと身近な場所で、それも午後の1,2時間だけで行って帰ってこられるような場所は無いかな。
なんて思う時に、真駒内の街を歩きたくなるような気がする。
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では、真駒内の街を歩くとどうなるのか。ということだけれど、真駒内の街はどこか海外のような雰囲気があって、なんだか旅にでも来たような気分になってリフレッシュ出来るのです。
秋が始まるある日の午後、真駒内公園や真駒内の街中を歩いて回って、何を見て何を感じたかとかのメモみたいな事を、その時に撮った写真とともに書いていきます。
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真駒内公園と、街並みの風景

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/500s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/320s
午後3時過ぎの夕方。
10月もなかばになると陽が傾くのがとても早く、午後3時を過ぎるともう夕方の雰囲気に溢れている。
うかうかしていると暗くなってしまう時間だけれど、それまでの1時間くらい掛けてゆっくりと真駒内の街を歩く事にした。
真駒内の街並みは以前にも「朝の雪」というタイトルで記事にしたことがある。
この記事を書いた時にはどこの場所のことか曖昧にしてあったのだけれど、ここは真駒内の街並みです。
冬の頃もこの街は綺麗で、これからの季節の散歩にぴったりです。
時代と共に重なっていく街並みが美しい

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/800s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/200s
札幌オリンピックでの造成地域。
大きな屋外スタジアムや深い谷を形成する真駒内川。
それらがある真駒内公園の東側には、真駒内の住宅街が広がっている。
その住宅街は1972年の札幌オリンピックに合わせて造成されたエリアでもあり、当時は選手村として活用されていました。
そんなことも影響しているのか、住宅街にある道路はとても美しくデザインされていて、それがどこか海外の街並みのように感じさせるのかも知れません。
昭和の造成と、明治の治水のミックス。
真駒内の街で印象的な道をふたつ紹介したい。
ひとつ目は、地下鉄真駒内駅から出て正面の信号を渡った先にあるバス乗り場。そこから北に向かって折れ曲がりながら上町公園まで続く広い歩道、秋の頃にはナナカマドが美しい。
地図にも「ナナカマド並木」と書かれていて、ぼくの好きな通りでもある。
ちょうど「UR五輪団地管理事務所」のすぐ西側にあたる場所です。
ここはおそらく昭和の47年の札幌オリンピックに合わせた造成のひとつだろうと思う。歩道や遊歩道、Sidewalkというより、”Pavement”という方がしっくりくる。開放感があり美しいデザインの道だ。
そしてもうひとつは、緑町公園の中にある水路。
ここを南に向かって辿ると、春には桜が綺麗な並木が水路の両端に見ることが出来る。ぼくもそうだったけれど、この場所を訪れて「札幌にこんな風情のある場所があるんだ」と思う人も多いと思う。
この用水は真駒内用水といって、明治頃にエドウィン・ダンが開拓使に提言して作られたもので、主に家畜用飲料や水車の動力用として用いられていたようです。
これらの2つの道だけをとってみても、真駒内の住宅街には明治と昭和の2つの時代の造成やデザインがあって、それらが重なりあい、独特でどこか海外のような雰囲気を作り出しているのではないかと思う。
真駒内用水路については桜が綺麗な頃に写真を撮って記事にもしたことがあります、こちらもよかったら読んでみてください。
気がつくとバスの写真ばかり撮っていた。

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/250s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s
夕刻とバスのある暮らし。
真駒内公園や真駒内の住宅街を歩いていると、すぐ側をバスが通っていく。
バスは山並みの間から見えたり、公園内の歩道のアンダーパスの手前から見えたり、紅葉や夕日に染まる街の中でも見かけた。
自然の中や住宅街の中を走るバスのある景色が綺麗に感じたので、思わずシャッターを切った。
家に帰って写真をパソコンに取り込むとバスの写真が何枚もあって、気がついたらたくさん撮っていたみたいです。
気になるところはまだたくさんある。

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/250s
旅にでも来た気分になる。
さて、これで写真はおわりです。
真駒内には緑あふれる公園や、美しくデザインされた住宅街の街並みがあって、明治や昭和に造成された水路や道路が時代ごとに重なっていくことで、こんなふうに美しく感じる街になっているようです。
そんな真駒内の街を歩いていると、なんだか旅にでも来たみたいになって、気持ちがリセット出来る。
まだ訪れたことのない場所にも行きたい。
以前から気になっている「六花文庫」、そこから信号を南側に渡ったところにある銭湯「真駒内湯」、そしてその裏にひっそりとある「真駒内名店街」とそこにあるお店。
真駒内にはまだ訪れたことのない気になる場所がたくさんあって、次に真駒内を歩く時には立ち寄ってみようと思っています。
みなさんも真駒内の街歩きをしてみてはいかがでしょうか。
札幌市営地下鉄南北線、さっぽろ駅から真駒内駅まで所要時間18分、運賃は片道290円(2024年10月現在)
ここまで読んでいただきありがとうございました、この記事がどなたかの何かのお役にたてば幸いです。