「高架下」や「ガード下」という言葉に憧れみたいな感情すらあるのは、ここ札幌に高架下を感じられる場所が多くないからかもしれません。
もちろん札幌駅や桑園駅や琴似駅のように、高架の下に店舗が並んでいるところもあります。
けれども、それらの多くは室内の廊下に店舗が繋がっているような形で、ぼくが想像する半分外のようなネイキッドで趣のある高架下とは多少異なります。
高架下の多くが室内になっているのは、札幌が世界的にも割とめずらしい積雪量の多い都市であるがゆえ、風雪から設備や人を守るためといった理由かとは思うのですが、それはぼくが思う趣のある高架下とは少し違う雰囲気なのです。
—
でも、ここになら「趣のある高架下」があるのです。
それが、JR千歳線「新札幌駅」
新札幌の高架下で見た夕刻の一瞬を写真に撮って歩きました、趣のある雰囲気が伝わるといいなと思いながら書き進めていきます。
スポンサーリンク
JR千歳線の高架と歩道橋と夕暮れ

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/60s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/100s
JR新さっぽろ駅の高架と歩道橋
新札幌の高架下を語る際に外せないのは、この歩道橋だとぼくは思っている。
ここは札幌市厚別区にある「厚南大通り横断歩道橋」です。
厚南大通りを跨ぐようになっていて、すぐ横にはJR千歳線の高架がある。
参考にストリートビューも貼っておきます。
ほら、なんか良い雰囲気の歩道橋でしょう?
この歩道橋を降りた場所に、今回の記事で書く「高架下」があります。
高架下にはお店がいくつも入っている。

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/100s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/100s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/100s
高架下はお店の灯りで色温度が変わっていく
通路はご覧の通り完全に屋外になっていて、その横にお店がいくつも並んでいる。
まさにぼくが想像する「趣のある高架下」の雰囲気だ。
それぞれのお店の灯りによって、通路の色も黄色っぽかったり緑色ぽかったりするのも良い。
ぼくがこの場所に惹かれる理由がこの写真から伝わるといいなと思う。
ふらりと立ち寄ってみようか。

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/100s

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/125s
パン屋さんや角打ち。
この日ぼくは、新札幌のサンピアザに入っている「無印良品」でスニーカー等を買ったせいで両手が塞がっていて、高架下の気になるお店には入ることが出来なかった。
でも、次来るときはそのスニーカーを履いてこれらのお店に入ってみようと思っている。
気になるところはまだたくさんある。

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/250s
歩道橋を渡った先にも。
歩道橋の向こうにも高架下は続いている。
そしてまた、新札幌駅の改札を出た向かいにある、「名店街」の雰囲気も良いのだ。
「名店街」は2Fにあるが、通路の両側がお店が立ち並んでいて、とても趣がある。
その趣の雰囲気が改札を出たところにあるというのも何だか良いのです。
新札幌の街に迷い込むのも楽しい。
新札幌にはDuo1,2、サンピアザ、イオン、カテプリという複数の商業施設があって、JR新札幌駅と地下鉄新さっぽろ駅も同じ場所にある。
それもあってか、ここは札幌の中でもどことなく大都市の入り組んだ街並みの様にも感じ、それが趣の要因のひとつなのかもしれません。
そして正直に言えば、ぼくはこの新札幌の施設内で迷ったのは1度や2度では済みません。
他の場所では迷ったりしないのにな。なんて思いながらも、迷わせてくれることもそれほど嫌ではなかったりして、ぼくはとても好きな場所です。
よかったら一度訪れてみてはいかがでしょうか。
- 札幌市営地下鉄東西線、大通り駅から新さっぽろ駅まで所要時間19分、運賃は片道330円
- JR千歳線、札幌駅から新札幌駅まで所要時間13分、運賃は片道340円
(2024年11月現在)
ここまで読んでいただきありがとうございました、この記事がどなたかの何かのお役にたてば幸いです。