霜降の朝、荒井山から街に陽が昇るのを眺めてた

荒井山の朝陽

二十四節気でいえば「霜降」

10月23日〜11月6日の頃

暦の上では霜の降りる頃。

草の上でザクザクした透明色の固まり。この日はまだそんな霜を見ることはありませんでしたが、まだ暗い時間に起床して荒井山の上まで登って日の出を見に行きました。

秋から冬になる頃の日の出を見にいく。

荒井山で朝陽を見るのは去年も記事にして書いていました。

荒井山で迎える日の出と朝日

荒井山展望台で日の出を迎え、美しい朝陽を見る

2022年9月16日

上の記事を書いたのは2022年9月なのでまだ夏の余韻が残る頃で、朝もまだ暖かく早起きさえすれば日の出を見ることが出来ました。

けれど今回は「霜降」の頃です、日の出時刻は遅くなりそれほど早起きをする必要はありませんが、朝はとても冷え込んでいます。

帽子、首巻き、手袋、登山へ行く時ようの防風ジャケットを着て山の上まで登って朝陽を観て、写真を撮ってきました。

よかったら最後までご覧ください。

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日の出前に荒井山展望台へ

ジャンプ台がうっすら見える頃

午前6時前、南一条通り(裏参道)を山の方へずっと登って行った先にある荒井山緑地の入り口から登り始めます。


登り始めると右手に「荒井山」と書かれたジャンプ台が暗がりの中から見えてきます。

まだ夜の雰囲気が残っていて、スマホでRadikoを起動して朝のラジオ番組を少し大きめの音量で鳴らしておきます。

今年は熊の出没が多くこの辺りでも決して油断はできないので、一人でこうしてちょっとした丘のような山へ登る時にも「ここに人がいるよ」というふうにアピールするように心がけています。

茜色の空の始まり

荒井山の朝

丘の上から

荒井山の展望台へ到着しました。

展望台といってもベンチが一つあって、その前に「荒井山展望台」と書かれた看板があるだけで、何かしらの施設があるとかお店があるとかそういう感じではありません。

むしろこんなふうに何もないくらいがぼくにはちょうど良くて、静かに朝陽を見たいなと思う時は真っ先にここが思い浮かぶ。

展望台から札幌の街を眺めると空は茜色になり始めていて、朝がやってくるのがわかります。

朝陽は円山の向こう側

残念、、と思ったけどこれも綺麗!

視線を北東から東、そして南東の方へ移動するとより一層明るく見える空があります。

それはちょうど円山の向こう側で、山の向こうで朝陽が登っているのだとわかりました。

せっかく早起きしてここまで登ったのに日の出が見られないのは残念だなと一瞬思ったものの、その光景を眺めているうちに「これはこれで綺麗かも!」と思い、シャッターを何度か切りました。

ちょうどカラスも高く飛んできて、なかなか雰囲気のある写真が撮れました。

札幌の街に朝が来る頃

東区の方は霧で覆われている

札幌の中心部に再び目をやると、高層ビルには朝陽が反射していて早めに朝がやってきているようです。

そして遠く地平線の方にこんもりと見える小さな山は多分「モエレ山」で、その周辺がモクモクと雲の様な白に覆われているのが見えます。

どうやらモエレ沼公園のある東区は霧で覆われているようです。

あの辺りの朝の霧風景も気になるな。

ぼくのところにも朝が届いて

暖かな日差しが届く

しばらくすると円山の山頂あたりから朝陽が顔を出しました。

とっても早起きして日の出を見にきたのに、ぼくの元に暖かな日差しが届いたのは、みんなよりずっと後になってしまったようです。

けれど、同時に荒井山の斜面にも日差しが降り注ぎ、色づいた木々が明るく見える様になって、そんな様子をぼくが一番乗りで見られたのですから贅沢な時間です。

秋の植物と1日のはじまり

暖かな日差しの色

夕方の空の色が刻々と変わっていくのと同様、朝の空もこうしてどんどん明るくなって色が変わっていきます。

荒井山を下山しながら、時々足を止めてその様子を眺め、そしてシャッターを切って写真に収めます。

秋色に染まった植物と、その向こうの街並みや空の雰囲気は、この季節この時間帯でなければきっと見ることは出来ないものでしょう。

日の出を見るのはずいぶんと後の時間になってしまいましたが、それ以上に綺麗な空の色、静かな時間、暖かな朝の日差しを感じることができ、早起きしてよかったなと思えました。

また近いうちに早起きして朝の時間を撮りにいきたいな。

他にも、朝焼けや日の出や朝陽のことを書いた記事は「朝陽や日の出」というタグでまとめてあります。もしよかったらこちらもご覧ください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が誰かの何かのお役に立てば嬉しいです。

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