北海道だって、夏は暑いのです。
近頃は北海道でもエアコンなしの夏はさすがに厳しいなと感じています。
こんなことを書くと本州にお住まいの方は不思議に思うかも知れないのですが、北海道ではエアコンの無い家がまだたくさんあって、いま僕が住んでいるところもエアコンはありません。
新しい一軒家やマンションやアパートだとエアコンが付いていることも最近は多くなってきましたが、既存の住宅だとエアコンが無いのは北海道ではわりと普通なんです。
昔はエアコンがなくても平気なくらい涼しかったよねとか、ついつい記憶の中を辿ったりもしますが。
昔がどうこうじゃなくて、いまが暑いんです。今年の夏をなんとかしたい。
とにかく今が暑いのです。。
「北海道は東京や大阪と比べれば全然涼しいでしょ」と思われるかもしれません。確かにそうなのですがエアコンが無い家でじっとしているのはやはり厳しいのです。
今年もそんな夏がやってくるのかと思うと、、「何か対策しよう」と思わずにはいられませんでした。
今回の記事でお話しする、僕が自分で取り付けた窓エアコンはCORONAのCW-16Aってやつで、冷房のみの4畳〜7畳のタイプです。
結果的にこの窓エアコンのおかげで、家の部屋では暑い夏を快適に過ごせる様になりました。
いまはぼくが2021年に買った時よりも新しいモデル、CW-16A4ってのも出ているみたいですよ。
この記事について。
この記事では、ネットを探してもあまり情報が多くはなかった「北海道に多い二重窓に窓エアコンを付けてみた話」を書いています。
当然サッシの形状は様々だし賃貸だとサッシにネジ穴を開けられない等、自分と同じ方法で解決できるとは思えませんが、「ぼくはこんな風に付けてみた」という事を書いていますので、もしよかったらご覧ください。
何かのご参考になれば嬉しいです。
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窓用エアコンを買うも、取り付けが結構難しい。

そもそも取り付け出来るのかっていう話で。
壁に掛ける一般的なエアコンを取り付けるのが良いのはわかっているのですが、色々な事情でそれができない家も多く、ぼくが住んでいる家もそうでしたので、窓エアコンを買って取り付けようと考えました。
それと合わせて、自分がこのような家電製品を買う前には必ず価格や機能や費用対効果なども良く下調べをして、本当に買うべきかや買って良いのかを慎重に検討するのですが、今回はこの段階で正直かなり悩みました。
というのも、、
北海道の二重窓に窓エアコンが取り付け出来るのか良くわからない。
ネットで検索してみたけど情報が少ない。
という状況だったのです。
で、引き続き色々調べてみると、窓エアコンの取り付け方法は大きく2つに分かれる事まではわかりました。
窓エアコンを取り付けるには大きく分けて2パターンあるらしい
- 一つ目は窓サッシの立ち上がりにエアコン枠を取り付ける方法。
- もうひとつはそれが出来ない場合、付属のL型補助金具をサッシにネジ止めで取り付けて立ち上がりを自前で作って、そこにエアコン枠を取り付ける方法。
この2パターンのうちのどちらかで設置が可能か、自宅の窓枠と見比べながら少し考えてみました。
まず1つ目の法法はというと…
立ち上がりは10mm以上必要らしいが家のサッシの立ち上がりはもっと低いうえに、その手前に色々と突起があって立ち上がりとしては使えなさそう。。
そして2つ目の方法は…
一つ目とほぼ同じ理由でL型金具を取り付けても手前の突起に阻まれてしまい意味がない。
という感じで、今住んでいる家の窓だと取付が難しいことがわかりましたが、それでもぼくは窓エアコンを買いました。
買っちゃいました。。
え?なんでこの状況で買っちゃうの?と思われるかも知れませんが、買ってしまえば後に引けず色々考えて頑張って取り付けるしか無いし、正直な所なんとかして取り付ける自信も全然無いのだけど、やってみないとわからないし、ほんとに無理そうだったらメルカリで売ればいっか!って思ってました。
もしうまく取付できればラッキーだし、ここに書いておけばもしかしたらだけど他の人の情報収集にも役に立つかもしれないし。ってことで買っちゃいました!
L型補助金具を付ける方法+工夫して取り付けることにした。

色々考えた結果。
わりと簡単に取り付け出来るのが窓エアコンのメリットですが、今まで書いてきたとおり、調べてみると二重窓には難しそうなことがわかってきました。
そのため取説には載ってない方法を何か考えないと取付出来なさそう。
そこで思いついたのは、二重窓のうち内窓のレールにぴったりとはまる様に木材を置きその上に付属のL型補助金具を取り付けるという方法。
ちなみに外窓の方は内窓より低くなっていて、どう考えても物理的に設置が難しそうなのと、外窓は開け閉めできた方がいいなと思ったので、内窓側に取り付けることにしました。
そして窓サッシには穴を開けたくなかったので、サッシにすでにあるネジ穴を使うことにしました。
まずは図で草案を書いてみた。
参考になるかどうかわかりませんが、下の絵はぼくが最初に紙に書いた図で、こんな感じでL型補助金具を取り付けようと思った訳です。
*要は木材を下駄にして内窓のレール上にぴったりとはまる様に置き、点線で表した部分をネジで止めていき、L型補助金具を取り付けるという案です。

幸運にもサッシの上下には三本ずつネジで止めている箇所があったので、そのネジを外した既存のネジ穴を使ってL型補助金具を固定することにしましたが、その箇所に合わせてL型補助金具にも新しい穴を開ける必要が出てきました。
しかし、これでサッシに穴を開ける必要がないので退去時の心配は少なそうです。
*もしサッシに穴を開ける必要がある場合には、事前に大家さんや管理会社に相談しておく必要があるでしょう。
今回はこの草案で進めてみることにしました。
途中で問題が出たらまた考えるとして。
で、金具に穴を開けるなんて手動じゃできないので、電動ドライバもあった方が良さそうです、そんな訳でさらに出費が増えていく。。
もう後戻りできないや。

カインズで電動ドライバとドリル&ビットを購入。
電動ドライバは、Kumimoku 7.2V 水平器付充電ドリルドライバー KT-08ってやつ。

DIYっぽくなってきました。
出費にはなったけど、前から電動ドライバを買おうと思ってたし、まいっか!
とりあえず窓エアコンを取付できるように頑張ってやってみよう。
ちなみに電動ドライバを使うのは初めてだったので、家にあった余った木材で結構練習しました。
あと他に買ったのは、二重窓のうち内窓のレールにL型補助金具との間に挟む木材。
レールにちょうどハマるようなサイズで、上部と下部ではレールの高さが違うため、ちょうどそこにハマる木材をホームセンターで探して買ってきました。
上の写真にある二本の木材がそれです。長さがやたら短いのは作業中は必死で撮影できなかったので、不要になってノコギリで切って余った木材のためです。
取付に使う木材はL型補助金具の長さに合わせてノコギリで切っておきました。
うまく行くかわからないけど、頑張って取り付けてみます。

汗だくで作業しました。
作業中は必死で写真など撮れず、取付後の写真になりますが、まず窓上部の方から。
結果はこんなふうに取り付けました。
L型補助金具にドリルビットで穴を開けて、木材の方もそれに合うように下穴を開けて、あとはサッシの既存ネジ穴に合うように長目のネジをホームセンターで買って、それを電動ドライバで「ドゥルルルル、ドゥルルルル」と固定していきました。

これで何とか設置出来たかな。
下部もこんなふうに金具を取り付けました。
グラグラすることもなく、ちゃんと固定できたみたいです!
そしてエアコン枠も、そしてエアコン本体もなんとか取付できました。
よかった、頑張ってよかった。
ただ、窓枠に重い窓エアコンを取り付けるというのは、窓枠への負担が大きそうな気がします。
窓エアコン本体を取り付けるとサッシより部屋側に数十センチ飛び出る形になったので、そのエアコンが飛び出た部分の下に低めの丈夫な本棚を置いて、下からもエアコンを支える感じにしておきました。
これが必要かどうかもわかりませんし、気になったので念の為という感じですけど。
取説にはエアコン枠の隙間には付属のパテで埋めておきます云々と書いてありましたが、面倒なので100均で買った隙間テープを貼って隙間を埋めました。
エアコン枠に合わせてグレーの隙間テープにしたので割と綺麗に仕上がったと思います。
これで取付のお話はおしまいです。
ついにエアコンのある夏を過ごせます。

無事に部屋が涼しくなりました。
やっと取り付けも完了し、電源を付けてみました。
ああー、涼しい風が出てくる〜。
しかもコンプレッサーの音も思っていたより静かで良い!
当然一般的な壁掛けエアコンよりはずっとずっとうるさいと思いますが、音楽が聞こえなくなるとかもないのでこれなら許容範囲です。
騒音の比較対象としては、10年以上まえから家にあったコンプレッサー付きの冷風機と比べると音量はおおむね半分くらい静かだと感じます。
冷風機は音もうるさい上に部屋全体を冷やしてくれるほどの冷却機能がなかったので、窓エアコンを買って頑張って取り付けてよかった。
実際暑い夏が来るのはこれからだけど、暑い日には使ってみて、部屋が涼しくなってくれるのか様子をみてみたいと思います。
これでステイホームの暑い夏も怖く無い気がします!
ってことで僕が買ったのはCORONAのCW-16Aってやつ。冷房のみの4畳〜7畳のタイプです。
2023年の6月現在だと、2021年にぼくが買ったよりも新しいモデル、CW-16A4ってのも出ているみたいですよ!

最後に。
今回窓エアコンを買うにあたって、色々なメーカーの窓エアコンをスペックや価格、あるいはクチコミ情報などをネットで探し比較して、そういったいろんな情報を加味してCoronaのCW-16Aを選びました。
中でもこの窓エアコンにある、ドレン水が出ないという機能は大変ありがたいし、こういうちょっとした便利さをさりげなく製品に組み込むのって本当に尊敬してしまいます。
いままで道民のぼくの冬をストーブで暖め続けてきてくれたメーカーが、今年の夏からは涼しさももたらしてくれるのかと思うと本当にありがたいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。