【札幌から旭川へ】夜の旭橋を撮りに行く。美しいアーチと暖かな灯り

旭橋のある風景をずっと何年も前から見たかった。

僕は川や橋のある風景が好きで、今まで様々な川のある風景を撮って歩いてきました。

そうすると「次はどの川を見に行こうかと」ネットや本や地図を見て探すことも多く、そんな中でずっと気になっていた橋がありました。

それが今回の記事でお話しすることになる旭川の「旭橋」です。

結果から言ってしまうと、今回観に行った夜の旭橋は本当に格好良くて美しい姿だったし、凍えるような寒い夜だったけれど、泊まりでゆっくりと観に行って良かったと思えるものでした。

*旭橋の歴史と概要

⚫︎旭橋について

旭川市内を流れる石狩川にかかる現在の旭橋は二代目の橋となります。初代の橋は1904年(明治37年)に作られ、その後1932年(昭和7年)に今の二代目の橋が作られました。

昭和のはじめ頃に作られたこの規模の橋が現存し、そして今も交通の拠点として日常的に使用されていることは北海道ではめずらしく、当時の建築技術や設計デザインをうかがい知るにも大変貴重な橋となっています。

旭橋の長い歴史の中でずっと大切に使われてきたことがわかる佇まいや、重厚かつ柔らかで美しい曲線のデザインに惹かれ、ぼくはいつかこの旭橋を観にこようと心に決めていました。

中でもぼくが大変好きなのは橋の中心部からゆったりと立ち上がるアーチの弧と、手前の直線部にあるレトロな照明デザインとのバランスの良さです。

旭橋は札幌から2時間で行ける場所。

札幌エリアから旭橋のある旭川市までは高速道路の「道央自動車道」を利用すると2時間ほどで行くことができます。


令和のこの瞬間でも力強く美しくあり続ける旭橋は、この旭川市にさえ来れば実物を見ることが出来るのですから、来ない理由なんて見当たらなかったのです。

そうして旭川市へと向かうことにしました。

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旭川の街へ到着、居心地の良い宿と、美しいマジックアワーから夜になる旭川を散策。

マジックアワーの旭川

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お昼には旭川へ到着、午後を東川町へ過ごし、夕方に旭川に戻ってきた。

3月のある日、いま住んでいる札幌圏を朝に出発し、高速道路を使って旭川へ向かっていました。

旭川にはお昼頃に到着しましたが、そのまま旭川市の隣にある東川町まで足を伸ばし、午後は東川町で気になっていたお店や図書館や美術館を歩いて巡ります。

そのあとは「キトウシの森きとろん」でお風呂に浸かり、のんびりと過ごしてから旭川市内に戻ってきました。

東川町で過ごした午後のことはこちらの記事をご覧ください。

冬景色の東川町

【札幌から東川町へ】「せんとぴゅあ」や「キトウシの森きとろん」を巡る旅。

2024年7月12日

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今夜の宿、ドーミーインへチェックイン。

今夜は旭川で一泊することにしていたので夕方に旭川へ戻ると、楽天トラベルで予約していた「ドーミーイン」へチェックインしました。

荷物を置いてベットで横になって少し休憩。

冷蔵庫に入っていたウェルカムスイーツのゼリーを頬張りながら窓の外を見ると、ちょうど綺麗なマジックアワーの時間でした。

神威の湯 ドーミーイン旭川



このドーミーインというホテル、居心地が良いと噂だったので以前から気になっていました。

そのうえ、アメトーークの「私たちの宿 ドーミーイン芸人」という回でも取り上げられていました。

この番組を観てドーミーインが非常に魅力的に感じ、どうしても泊まってみたくて予約してみたのです。

結果、ドーミーインは思っていた以上に居心地が良く大満足でした。

ドーミーインの良さを語っていく。

旭川のドーミーイン

ドーミーインのここが良い!

まずはドーミーインの良いところを書いていきます。

廊下から部屋に入るとまず水回りが集まっています。

広めの洗面台があって、向かい側には、なんとトイレと別にシャワールームもある!(浴槽はありませんが別フロアに大浴場があります)

そして水回りエリアの向こうにある引き戸を開けると、目の前にはゆったりとした部屋が広がっています。

つまり廊下と部屋のベッドの間には2枚の扉があるおかげで、廊下を歩く人たちの声が聞こえにくく、落ち着いて過ごせる設計になっているのです。

こういうちょっとした心遣いは、旅の宿として気持ちよく安眠できるかどうかにも関わってくるので、本当にありがたい。

ドーミーインの過ごしやすさに加えて、 ぼくが普段から愛用している耳栓も小さなケースに小分けで入れてきたので、夜も安心して過ごすことが出来そうです。


ドーミーインの無料サービスが凄すぎる!

お次はドーミーインのありがたすぎる無料サービスについて。

ぼくが頂いた無料サービス
  • ウエルカムドリンク
  • ウエルカムスイーツ
  • 入浴後のアイス or 乳酸菌飲料
  • 夜のレストランでの夜鳴きそば

それに加えて無料のサービスも豊富で、ホテルに入館した際にはウエルカムドリンクがあり(ぼくの時はエントランスにあったセルフのホットコーヒー)、お部屋に入るとウエルカムスイーツ(ぼくの時はゼリー)が冷蔵庫に入っていたり。

また大浴場から出た時には夜はアイスで朝は乳酸菌飲料が提供され、夜になれば21:30以降にレストランで夜鳴きそばが食べられる。

無料のサービス、太っ腹すぎやしませんかね。(すごく嬉しい)

神威の湯 ドーミーイン旭川


過ごしやすさも抜群に良かった上に、旭橋と旭川駅の中間辺りに位置しています。夜に買い物公園を歩いて夜ご飯を探すにも、旭橋を撮影しに行くのも便利で、アクセスが抜群に良かったです。

みなさんも旭川に滞在されることがありましたら一度泊まってみてください。

晩御飯を求めて歩く、旭川の夜は氷点下

旭川の飲食店

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旭川駅前

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夜ご飯のこと。

今夜の宿ドーミーインは、旭川駅前から真っ直ぐに伸びる「買い物公園」の通りの近くにあり、その通りに出てしまえばたくさんの飲食店も並んでいます。

そんな買い物公園を歩き、旭川に来たらここで食べようと考えていたお店に向かいましたが、なんと定休日。。でももうひとつ行きたかったお店があるな!と次のお店へ向かうと、今度は団体さま貸切で入店出来ず。

平日に出かけることの多い僕にとってはどうしても定休日に当たることが多く、この手の出来事はある意味日常でもあるのですが、そんな僕でもさすがにお腹が空いてきたし寒いしで、もう心が折れそう。

旭川駅前ビル

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肉なべむらいさんへ

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肉なべむらいさんと、うどんの話。

それでもなんとか魅力的なお店を見つけることができ、「旭川駅前ビル」の地下にある肉なべむらいさんへと入店しました。

メニューはシンプルで、豚肉鍋ととり肉鍋の2種類、それに玉子とうどんをオプションするかどうか。

「これってつまり、ぜったい美味しいに決まってるってことだな」と僕のテンションは上がり、さっきまでの凍えるような寒さは10年前の冬のことくらいすっかり忘れました。

そして、うどんを付けるかどうか悩んだあげく、ドーミーインで夜鳴きそばを食べるつもりだからという理由でうどん無しにしたのですが、頼んでおけばよかった・・!肉なべをよりいっそう楽しめたのにと後悔。

そして自分のテーブルのコンロ上に運ばれた豚肉鍋。ぐつぐつと食べ頃になったお肉をひとくち頬張ると、美味しさと温かさで満たされるのでした。

肉なべは本当に美味でした、ごちそうさまでした。

バスに乗って旭橋へ

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お会計を済ませて外へ出る。

むらいさんでゆっくりと夜ご飯の時間を過ごし、温まった身体で外へ出ると、ビル前のバス停に発車時刻待ちのバスが来ていました。

それが常磐公園前のバス停を通ることを確認し、えいっと乗り込みました。

このバスに乗って旭橋まで向かうのです。

これが夏の夜なら旭橋まで歩いて行くという選択もありますが、氷点下の夜を長時間歩くのは身体ごと凍えてしまいそうなので、暖房の効いているバスに乗って近くまで向かいます。

自分の生活圏ではない地域のバスに乗ると、旅に来ているのだなという気持ちが込み上げてきて、なんだか嬉しくなってきます。

バスでロータリーを通過し旭橋へ向かう

バスでロータリーを通過する

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常磐公園前のバス停

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常磐公園前のバス停で下車

バスはロータリーをぐるりと周り、旭橋に向かって進んでいく。

ロータリーの中心には、時刻と気温を確認することも出来る「シンボルタワー」があり、その上部にある灯りは辺りを明るく照らしています。

そしてロータリーを過ぎた次のバス停「常磐公園前」で下車することにしました。

この通りの街灯の明るさと交通量の多さは、氷点下の夜を歩いていてもどこか安心できるものがあります。

もうすぐ旭橋が見えてきます。

これが夜の旭橋!重厚なのに柔らかいアーチと暖かな灯り

夜の旭橋と暖かな灯り

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ついに今夜の目的地へやってきました。

夜の旭橋が目の前にあります。

思った通り歴史を感じる作りで、重厚であるのに柔らかくて優しいアーチの形状、そしてそれを明るく照らしてくれるレトロな照明

旭橋を見にくるのに「夜」という時間帯を選択して正解だったんだ。と思えるほどに美しい光景です。

冬の夜の旭橋

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少し横から眺めて見ると、アーチの美しさがよりいっそう分かります。

夜で周りが暗い分、橋の形が浮かび上がるように強調され、美術館で絵画や彫刻でも見ているような気分になってきます。

旭橋を歩いて渡る

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旭橋の構造とディテール

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そして橋の上を歩き、橋の構造のディテールを眺めて目に焼き付けます。

この構造の全てに力学的な意味合いがあるのだとしても、それが美しく感じられるのは何故なのだろうなんて思いながら歩いては時々シャッターを切っていました。

川霧のようなものが立っている旭橋

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そして最後にもう一度俯瞰で旭橋の様子を見ておこうと目を凝らすと、川面から川霧のようなものが立ち上がっているのが見えました。

氷点下7度の夜は、こんなにも美しい景色を見せてくれるのだと知りました。

またいつか見にこよう。

夜の旭川の街を歩く

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夜を歩いて帰る。

旭橋を後にし、ロータリーを抜けて昭和通りを歩いて今夜の宿ドーミーインへと向かうのでした。

夜の旭橋を見にいくお話はこれでおしまいです。


あとがき。

今回旭橋を見にいくにあたって、折角なら自分がより旭橋を美しく感じられそうな季節や時間に行きたいと思っていたのですが、そうするといつまでも行かないような気がしていたので、季節はいつでも良いことにしました。

ただ、時間帯については橋が浮き立つように見えそうな夜に観に行きたいと思っていたので、たまたまお休みが取れたこんな氷点下の夜に行くことになったのですが、こんな季節の夜ならではの旭橋を眺めることが出来て、本当に来て良かったと思える旅でした。

そして次に旭川に来る時は、絶対にうどんを付けようと心に誓うのでした。

札幌から旭川まで
ここにコンテンツを記載

札幌から旭川までは高速で2時間ほど、冬だと50km規制などでもう少し時間がかかりますが、それでも日帰りが出来ないわけでもありません。

今回は旭川で夜遅くまで撮影したくて泊まりにしましたが、日帰りで行っても楽しめると思います。皆様もよかったら旭川へ訪れてみてはいかがでしょうか。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。この記事が誰かの何かのお役にたてばうれしいです。

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