天気予報では雪が降るはずでした。
この日は札幌市営地下鉄が一日乗り放題になる「ドニチカ切符」を持っていたので、帰り道に地下鉄駅から行けるJRの駅まで行って、雪が降る駅前の様子を見に行くことにしました。
天気予報では夕方から雪だったので、明るい駅前で雪がしんしんと降る様子が撮れたらなと思っていたのです。
今日の目的地はJR厚別駅。
「こんなふうに撮れたら良いな」と思い描いていたのは、何年か前に栗山駅前で撮ったこういう様子。
ですが、結局この日は雪が降ることもなく、普通の冬の駅前を撮って帰って来た結果となってしまった。
少し残念だけど、それでも冬の駅の綺麗な雰囲気を感じることは出来たし、行き来する道すがらもなかなか良い雰囲気だったのです。
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地下鉄新さっぽろ駅からJR厚別駅まで

それほど遠くはなかった
前日から、新さっぽろ駅まで地下鉄で行って、そこから歩いてJR厚別駅まで行く計画をしていたので、事前に地図でみて確認しておいた。
徒歩で15分ほどの距離だとわかり、ちょっとした散歩気分。
最近は帰り道にひと駅前で降りて歩いて帰るのが習慣になっていて、歩いて15分ならいつもより少し短いくらいです。
そのうえ、いつもと違う駅で降りて、いつもと違う駅を見に行く、というのはなかなか楽しいものなので、それを含めれば歩いている時間はきっと更に短く感じるはずだと思う。
地下鉄新さっぽろ駅で降り、地上に出てJRの高架下を歩き始めます。

行き交う車のヘッドライトが綺麗
厚南大通りの歩道橋を渡る。
そう、ここの雰囲気がなかなか良いのです。
歩道橋がJRの高架と並行している感じとか、新札幌の商業施設へ出入りする車のヘッドライトやお店の灯りが綺麗に見える感じとか。
そういういろいろが都会の中の歩道橋という感じがして、札幌ではここ意外だとあまり見かけない独特な雰囲気だと思っています。
高架下にお店が並んでいるのも良い雰囲気ですしね。
個人的には、CMや映画とかでもしょっちゅう使われても良いくらいなのにと思っています。
ところで、先日は長沼町の歩道橋のことを書きましたし、ぼくは歩道橋から見える風景がわりと好きなのかもしれませんね。
高架沿いを歩いていく

JR厚別駅までのルートは簡単で、こんなふうに高架沿いを歩いて、途中で右に曲がるだけ。
高架沿いの道は街灯が明るくて、週末の夜ということもあり人もあまりいないので、とても歩きやすい。
もちろん雪は沢山積っていて足元も良くはないけれど、空もなんだか明るくて、安心して歩けます。

見上げてみると、夜の月が綺麗。
少し明るく感じていたのは、街灯の明るさや雪の反射だけではなかったみたいです。
明るい夜は安心しますね。

楽しい時間はすぐ過ぎていく
そうしてJR厚別駅へ到着するまでの時間は、やはりほんの一瞬にように感じられ、目的地のJR厚別駅で撮った写真は、この記事の一番上にある写真になります。
「雪がしんしんと降る」というシチュエーションは逃しましたが、それでもとても良い冬の日の厚別駅でした。
昔ながらの雰囲気を残していたJR苗穂駅が新しくなったいま、札幌市内にある駅の中でも厚別駅はなかなか味のある駅なので、またチャンスがあれば雪の日に撮りにいきたいな。
橙色の中を通って帰る
帰りは地下鉄新さっぽろ駅の隣、地下鉄ひばりが丘駅まで歩いて帰ります。
最近は多くの街灯が白っぽいLEDになっていますが、ここにはまだナトリウム灯の橙のあかりが残っていて、暖かい雰囲気がある。そんな橙色の雪の道を歩いて帰ります。