3月初旬、晴れた日に張碓の街を歩きました。
海岸に面した崖沿いにある和宇尻中央通は、4月初旬まで冬期間の通行止めです。
積雪もまだ多くて雪もちらちら降っていますが、
張碓町の街の中を歩いてみるとそこかしこに春が歩み寄ってきていることに気がつきます。
日差しの角度が暖かいことや、
それを受け熱を帯びて少しずつ雪を解かしていくアスファルト。
そしてその熱は、雪を踏み抜いてしまい少し濡れたぼくの靴も乾かしてくれるほどです。
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張碓ならではの風景を見る限り、まだ冬真っ只中
鳥たちが集う岩も、崖下の海岸線を走る列車も、
こうして見るとまだ冬の景色です。

山の方はちょうど張碓峠のあたりでしょうか、
白く霧のようになっているのは雪が降っているところです。
これは和宇尻中央通から見える景色で、歩道は積雪が多いため夏よりも高い目線で景色を眺めることができました。
しかし調子にのって雪の上を歩いていると、膝あたりまでズボっと雪を踏み抜いてしまいました。
積雪はまだ目線の高さ位あります

動物の足跡かな
昨晩のものでしょうか、わりと新しいですね。
どうぶつが縦横無尽に駆けられるくらい、まだまだ積雪が残っています。
ところで、恵比寿岩という島のあるあたりは鳥獣保護区になっていて、特にその近くの崖沿いは自然に溢れているのですが、夏季ここに生息するといわれる「アオバト」はおろか、足跡を付けるような野生動物にぼくはまだ出会ったことがありません。
もしかするとここにいるどうぶつたちは野生だからこそ慎重に、人との接触がないようにひっそりと生きているのかも知れません。
海を望む坂道が顔を出していました

乾いたアスファルトが顔を出しています。
地域の人たちやまちによる除雪が行き届いていて、ここはすっかり春の景色です。アスファルトは日差しを浴びて熱を帯び、少しずつ雪を解かしているようでした。
そしてこの坂道は「器と暮らしのものyukimichi」さんのある通りです。
晴れている日には海が見えます。と書いたことがありますが、晴れの日はこんな風に見えます。やっとちゃんと撮ることができました。ほんとうにきれいな眺めです。
春の日差しが降り注ぎます

やっぱり晴れの日は心地よいですね。
午後の暖かな日差しをあびていると、なんだか優しい気持ちになってきます。
店内はまばゆい春の日差し

今日はyukimichiさんへお邪魔しました。
春の日差しは店内の白い壁にも反射していて、明るさで満たされていました。
以前訪れた時間帯が夕方だったことを思い出すほどでした。
青い空と白樺の木が綺麗です

真冬の季節だと見えるもの全部が真っ白で良くわからないのですが、少しずつ雪解けが進むと白樺の幹の白さも際立って見えてきます。
特に今日は晴れていて、青い空とのコントラストがきれいです。
そしてあとひとつきもすれば、海岸沿いの和宇尻中央通も冬の通行止めが解除されて、またそのひと月後位には桜も咲き始めます。
あっという間に張碓の街も春のいろでいっぱいになるのでしょう。