初雪の頃。
ある日、Google Mapを眺めていて気になる場所がありました、それは豊平区役所の西側にある「ぼうず山公園」という場所。
ストリートビューで見てみると、そこは崖といって良いくらいの急坂の丘にある公園のようなのですが、全貌はよく見えずとても気になっていました。
わりとなじみのエリアなのですが、考えてみるとこの公園の通りは歩いたことがありませんでした。
これは実際に行って確かめてみるしかないな。
「ぼうず山公園」どんな場所だろうか。
雪が降り始めた季節に、札幌市豊平区にある「ぼうず山公園」を訪れて、そこから観えた風景や、その場所へのアクセス方法などを書いています。
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急坂の崖にある公園

SONY α6500 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ISO100 0ev 1/500s

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とにかく高低差と勾配がすごい。
水平がよくわからなくなる。
豊平区役所の裏側(西側)の道をのぼり、ぼうず山公園の東側の入り口から公園へ到着した。
公園に入ると目の前には斜めに設置されたフェンスがあって地形の複雑さがわかる。そしてその向こうには平岸の街並みが遠くまで見渡せた、もちろん藻岩山もはっきりと見える。
ここは丘の上の眺望の良い場所という感じだ、豊平川の花火もここから見えたりするのだろうか。
さらに公園の奥のほうへ進むと急な坂というか崖があり、場所によってはとんでもない勾配になっている。まるでスキー場に来たみたい。
最初に目に入った斜めのフェンスもそうだが、公園としてはあまり見かけない地形なので、歩いているうちに水平がよくわからなくなってしまうほどだ。
晩秋の色づきと雪の白がきれい。
木々の葉はまだ落ち切っていなくて、色づいた葉と数日前に降った雪の白の対比がとても美しい。
勾配がきついので木の陰になってしまう場所も多く、そのあたりを中心に雪が残っている。
それにしても急坂の勾配がすごい、足を踏み外したら下までゴロゴロ転がり落ちてしまうだろう、際から少し離れた場所を歩きながらそう思った。
丘の上のベンチから見える街並み。

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ISO100 0ev 1/500s

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午後の日差しを浴びながら。
公園内の勾配がさらにきつい所にはフェンスがあって、安全が確保されている。
そのフェンスの手前には緑色のベンチが置かれていて、腰かけてみると遠く平岸の街並みがよく見える特等席だった。
西日に照らされる街並みはきらきらしていて美しい。
いつの間にか高層マンションがこんなにあったんだな、ひと昔ふた昔前なら高層建築が少なく、もっと遠くまで見渡せていただろうか。
たいてい地形というのはそう変わらないものだから、ずっと昔の人もここから夕陽を眺めたりしていたのかもしれない。なんて思いを馳せてしまう。
ぼうず山公園の場所。
そんなぼうず山公園の場所を簡単に説明しておきます。
豊平区役所の南西側に位置していて、ぼうず山公園の南西には「平岸高台公園」がある。平岸高台公園は以前HTB社屋があったそばにある公園。水曜どうでしょうでも度々出てくる場所でしたね。
その平岸高台公園よりもぼうず山公園の方が勾配がきつい様に思える。実際どこにあるのかわかるように地図を張っておきます。
展望台のようなふしぎな公園。

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ちょっとした眺望の良い場所。
実際に「ぼうず山公園」を訪れてみると、信じられないくらい勾配のきつい崖みたいな場所で、公園というより展望台という方がしっくりくる気がする。
考えてみれば、月寒や平岸や西岡あたりの地形は起伏があって、歩くのには苦労することも多い。
地下鉄南北線南平岸駅から月寒へ続く道だとか、月寒神社から月寒公園を通り公園内の池に続く階段とか、水源地通りも羊ケ丘通の南側は長く登り坂が続く。
こういった地形の中には今回のような眺望の良い場所が時々あって、そういう所を見つけると、なんだか自分だけが知っているお気に入りの場所みたいな感じさえしてくるから不思議だ。
• ぼうず山公園へ、地下鉄南北線「南平岸」から歩いて行く方法
地下鉄南北線の南平岸駅から住宅街を抜けて歩いていく、10分ほど歩けばぼうず山公園へ到着する。住宅街の細い道を歩いていくこのルートなら、ぼうず山手前の坂以外はおおむね平地を歩いて行けるので楽だと思う。
地下鉄東豊線からなら、美園駅で降りて豊平区役所を目指して歩いていくとわかりやすい。その裏手を少し上っていけばぼうず山公園に到着する。
寄り道して行けばいい
地下鉄駅から歩いてぼうず山公園へ行き、また同じ道を歩いて帰るのでもいいし、帰りは月寒公園を通って美園駅から帰るとか、あるいは月寒の街を歩いて月寒駅から帰るなんてルートもいい。
途中、気になるカフェがあったら寄って行ったらいい。
月寒公園の美園駅側にある「宮の森珈琲」とか、月寒公園の月寒駅側ならアンパン通りに出たところにある「サッポロ珈琲館」とか。
月寒や平岸にはたくさんのお店があるので、こうして出かけた時にはお気に入りのお店を探して寄り道しながら歩くのも楽しいものです。
ぼくなら帰りに平岸街道にある福屋さんで大福買って帰るかな。
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ぼくだけの景色、わたしだけの景色。通学や通勤途中に見つけたみたいなちょっといい場所、観光客で賑わっているわけでもない。
そんなところへ、雪が解けたら週末にでも出かけてみてはいかがでしょう。普段使わない駅で降りて歩くだけでちょっとわくわくするかもしれませんね。
ここまで読んでいただきありがとうございました、この記事がどなたかの何かのお役にたてば幸いです。