清雲橋と清田南公園を歩く夏の日、清田川の谷地形も眺めていく

清田区清田南公園の青雲橋

清田南公園の南側にある清雲橋は、木漏れ日と涼しい風が心地よい名所だと思う。

清雲橋を訪れて思ったのは、住宅地を繋ぐ橋にしてはとても緑が豊かな場所で、喧騒を離れた静かな時間が「清田川」とともに流れていて、なんというか別世界に迷い込んだようなひと時だったなということでした。

【札幌から旭川へ】夜の旭橋を撮りに行く。美しいアーチと暖かな灯り

2024年7月5日

泊まりで夜の旭橋を撮りに行く。重厚で美しく柔らかなアーチと暖かな灯り

先日の記事で紹介した「旭橋」のように毎日たくさんの自動車が行き交う様な橋とは違い、「清雲橋」は地域の足となる人道橋です。

清雲橋は自然豊かな清田川に架けられていて、橋周辺の景色もとても綺麗なので、週末など札幌市内の雰囲気が良いところを散歩したいな、なんて時にはとっても良い場所だと思います。

近くに住んでいる方なら歩いていいくのも良いですし、駐車場も数台分あって、中央バスのバス停からも数分という距離にあります。

この記事では、そんな清雲橋で見た夏の風景を、最近よく使っているRokkor 28mm f2.8のレンズで撮影した写真とともに紹介していきます。

この記事で清田南公園と清雲橋の夏の雰囲気が伝わると嬉しいです。

よかったら最後までご覧ください。

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清田南公園から続く清雲橋を歩いていく

清田南公園の青雲橋の夏

清田南公園と清雲橋について

はじめに今回の記事で書く清田南公園と清雲橋(せいうんばし)について簡単に説明しておこうと思います。

清田南公園は札幌市清田区に位置していて、広々とした緑地公園です。

そして「清雲橋」は、その清田南公園の南側にあって、清田川の谷地で別れていた住宅地の西側と南側を結ぶ様に架けられています。

⚫︎清雲橋について
  • 自転車と歩行者専用の人道橋
  • 橋長:108m / 幅員:3m
  • 完成:1990年3月

清雲橋は、この辺りに住む方の日常にとても便利な橋となっています。

またそれだけでなく、自然の姿が残る清田川に架かっているからこそ、ここでしか見られない風景や、季節の音を感じて歩くにはとても良い橋なのです。

清雲橋から見える貴重な清田川の姿

清雲橋

大きな谷地をつなぐ清雲橋

清雲橋は清田川の大きな谷地に隔てられた住宅街を繋いでいて、橋の途中で川面を見下ろすと谷地の深さを感じられます。

こりゃなかなかの高さだな。

この日帰宅してから、こんなにも深い谷地を形成する「清田川」がどれ程大きな川なのか気になって地図で調べてみると、思いがけず「清田川」の姿自体がなかなか貴重なものであると知ったのでした。

なかなか姿を見せてくれない清田川

どういうことかと言うと、そもそも清田川は清田南公園の北側で暗渠となっていて下流側の姿は見えません。

また、清雲橋からあれ程深く見えた谷地形も、清田南公園の北側では住宅街の坂道となっていて、こちらもはっきりとはしない状況だ。

いっぽうで上流側はといえばこちらもふわっとしていて、おそらく北海学園清田グラウンドの南側辺りが源流になるのではないかと思われるのだけれど、よし歩いて源流を探しにいこう!なんてエリアでもなさそうなのです。

清雲橋から見える清田川の姿

清田川のあるがままの姿を見られる場所

それでも暗渠となる下流側を辿ってみれば、清田南小学校の東側で再び顔を出し、羊ヶ丘通りの手前でトンネ川と合流し、その後国道36号線を過ぎた辺りで厚別川へと合流します。

と言っても、これらもそれほど長い距離ではありません。

つまり清田川の流れやそれが作り出す地形を感じられるのは、この清雲橋からの眺めくらいなのではないかと思うわけで、そう考えるとこの眺めは大変貴重だなと思わずにはいられないのです。

清田南公園から清雲橋へと、夏の風景

8月の強い日差しの中で

ひと昔まえの札幌の8月ってこんなにも暑くなかったけな。

なんて毎年思っている気がしますが、これは思い出補正みたいなものでもなく、実際30年前と比べれば平均気温もあがっているようです。

札幌管区気象台 | 北海道地方のこれまでの気候の変化(観測結果)

そしてこの日も強い日差しと、前の日に降った雨の湿気で、30度とちょっとの気温のはずですがもっと暑く感じてしまいます。

夏の清雲橋

古いレンズのフレアと日差しの強さ

清雲橋を渡りながら頭上を見上げると、強い日差しが降り注いでいるのがわかります。

ぼくの使っているMC W.ROKKOR 28mm F2.8のレンズでは強烈なレンズフレアが出ていて、どれほどの日差しかが手に取るようにわかります。

現代のレンズはなるべくフレアが出ないように設計されていると思いますが、こういう写真を撮る度に、派手にフレアが出るのも表現のひとつだなと思うのです。

清雲橋の横で風に揺れる木々

ふわっと風が肌に触れます。

橋の上は向こうからこっち側まで遮るものがないので、心地良い風が時々通り抜けていく。

そんなときは半袖の腕に風がふわっと触れる感じがして、それと同じ様なタイミングで橋のそばにあるうっそうとした木々もさわさわと揺れ動きます。

頑丈な鉄製の欄干には木漏れ日の影が映り、風で木が揺れるたびにその陰影もゆらゆらと動くのが印象的です。

夏の音と風景がある。

清田川の橋

静かな中に、夏の音がある。

橋の上はとても静かです、街中でよく聞く様な車が行き交う音なども聞こえません。

そのかわりと言って良いのか、「ジャー」という蝉の声がよく聞こえてきて、木の葉が風に揺れる「さわさわ」という音も聞こえる。

橋の上はゆっくりとした時間

夏の季節が紡ぎ出す音の調べをゆっくりと感じるのに、この橋の長さはちょうど良いのです。

夏の強い日差しが照りつける日でも、この静かな環境の中にいると、まるで時間がゆっくりと流れているかのように感じられます。

アクセスガイド、清田南公園への行き方

清田南公園
清田南公園

清田南公園へのアクセス方法について。

駐車場は清田南公園の北側と西側に数台ずつありました。

ちょっとした旅気分でバスで行くのも楽しいと思いますし、起伏はありますが割と近くにに住まわれている方なら自転車で行くのも楽しそう。

清田南公園へバスで行くなら 🚌

清田南公園の徒歩圏内に地下鉄やJRの駅はありません。

清田南公園へバスで行く方法を調べてみたので下にまとめておきます。

もしかするとぼくの調べや記載が間違っていたりするかもしれないので、バスで行かれる方はバス路線や時刻表をしっかりお確かめのうえ行ってみてくださいね。

• 清田南公園へ、地下鉄東豊線「福住駅」と、東西線「南郷18丁目」からのバスで行く方法

清田南公園へバスでのアクセス

  1. 地下鉄東豊線の福住駅から、中央バス「福86」清田団地行きのバスで、清田7条2丁目のバス停で降りると、清田南公園まで徒歩5分くらい。
  2. 地下鉄東西線の南郷18丁目駅から、中央バス「南85」ヒルズガーデン清田行きのバスで、清田6条3丁目のバス停で降りると、清田南公園まで徒歩10分くらい。

清田南公園へ着いたら、自然豊かな公園内を歩いて行くと「清雲橋」へ着くことが出来ます。

ゆっくり公園の中を歩きながら橋まで行くのも楽しいです。

・公園内はアップダウンもあるので、清田南公園内を歩かずに「清雲橋」まで行くのなら

清雲橋に近いバス停

  • 地下鉄東豊線の福住駅から、中央バス「福85」ヒルズガーデン清田行きのバスで、清田7条3丁目のバス停で降りると、徒歩2,3分で清雲橋に着くと思います。

まとめ

清雲橋周辺の自然
清雲橋(せいうんばし)

紅葉シーズンにも再び訪れてみたい

清田南公園は自然豊かな公園で、その南側にあって住宅街を繋ぐ「清雲橋」の周りもまた自然が豊かで、セミの声や木々が風に揺れる音が際立って聞こえるくらい静かな場所で、まるで別世界へ迷い込んだみたいな感じでした。

秋の頃もきっと綺麗だと思うので、晴れた秋のお休みの日にも再び訪れてみたいです。

そして自然豊かな場所であるゆえ、夜は薄暗くなると思うので、日中の明るい時間に行ってみるのがおすすめです。

MC W.ROKKOR 28mm F2.8で撮る夏の日が、まるで遠い思い出みたいだった。

この日の撮影で使ったのは、今年の春頃に中古で数千円で手に入れたレンズ「MC W.ROKKOR 28mm F2.8」です。

色々なシチュエーションで数ヶ月は使ってみないと良い点もそうで無い点もわからないよなあと、この日も僕が使っているSONY α6500のカメラにレンズアダプタを使って装着して撮影しました。

家に帰ってから撮影した写真をパソコンに取り込んで見てみると、清田南公園と清雲橋の自然豊かな木々の緑や、8月の強い日差しの夏の日が、まるで遠い思い出みたいに映ってくれていました。


このレンズはフィルムカメラ時代のいわゆる「オールドレンズ」といわれるもので、その中でもかなり安価に手に入る割には、懐かしさや味のある写真を撮ってくれるなと思うのです。

このレンズで次はどこに撮りに行こうかなと考えるのも楽しいです。

この記事がどなたかのお役にたてば嬉しいです、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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