早朝にここへ来たのは何度目だろう。
目的は「雲海を見ること」なんです。
前回来たのは今年2018年の5月はじめ。
この時はこの峠ごと霧に包まれていて、残念ながら雲海らしい風景をみることは出来ませんでした。
そしてその前に行った時は、快晴の朝で雲海を見ることはできず、朝陽のあたる羊蹄山や残雪の残る山々が綺麗に見えて、その美しさを感じることとなりました。
で、さらにその前はというと、この時も雲海は見れず、残雪の赤井川村風景を堪能してきました。
このブログでは過去3度も「ここから雲海が見られないか」ということについてチャレンジした訳ですが、結果的にそれらしいものを見ることは出来ていませんでした。
さあ今回はどうだろう
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雲海の条件がいくつか合えば行ってみる
昨日の仕事帰りにスマートフォンで翌朝の天気を見ていましたら、「快晴」とありました。
他の条件も調べてみると、「風は弱い」「湿度は程よくある」「朝の気温は低くはないけど前日昼は25度以上あった」
これって雲海見られるんじゃないかな?
明朝の気温予報は17度位で、これがもっとぐーんと低い予想なら、放射冷却による雲海の可能性も上がるとは思うのですが、朝5時位に赤井川の冷水峠に行ける日ってそもそもなかなかないんですよ。前の日に早く寝られるかとか、翌日の時間余裕があるかとか。
これくらいの条件で、この日自分が行けそうなら行ってしまおう。雲海が見られなかったらまたチャレンジすれば良いんだし。
そう思って午前3時過ぎに起きて赤井川村を目指しました。
さあ、雲海は見られるのか!

あれ、なんかそれっぽいよ!!
この展望所がある冷水峠に着いた時、辺りは薄く霧で包まれていて、展望所から赤井川村を見た時、もっと深い霧のような雲のようなもので覆われていました。
カルデラの赤井川村を覆っていた雲、今日のそれが雲海といえるかぼくには判断がつきません。
だから、今回は「それっぽい」と言おうと思います。
定点観測のようにしばらく見ていました。
このそれっぽい雲がどんなふうに晴れて行くか、定点観測のように写真撮影しながらずっと眺めていました。
下の4枚の写真のように、こちらの標高の高い方へそれっぽい雲は、ぐんぐん昇って来ます。
すると美しい赤井川村の風景が見えてくるのです。




朝の雲が消えると、目の前に赤井川村の美しい風景が広がります。
ここへ来る度に感じることがいくつかあって、その一番はここから見える赤井川村の風景がとても美しいってことなのです。
他にも鳥の声がたくさん聞こえて来て、ぼくが口笛を吹くと、それに応えてくれるようにまた美しい鳥の声を聞かせてくれる気がするんです。
赤井川村の美しい風景
道がカーブしているところ、まっすぐなところ、畑が広がっているところ、家が建っているところ、山々に囲まれているところ。
そのいろんな全部が絶妙なバランスでとっても美しく見えるのです。
それに加えて朝の陽が体温を上げてくれること、鳥の声に囲まれる心地よさ、そのいろんな要素があるから、ここで朝のひとときを過ごしている時は贅沢な時間なのです。

サーモスに入れたコーヒーで暖まる早朝
サーモスにはインスタントだけど暖かいコーヒーを入れて持って来ました。
綺麗な風景や時間の中で飲むインスタントコーヒーの美味しさは、どんなバリスタが淹れたコーヒーにも負けない気がします。
気温は15度くらい、格好はTシャツレイヤーの上にダウンジャケットで。
早朝5時、冷水峠の気温は15度ほどです。
半袖Tシャツの上に長袖Tシャツ。その上には薄手のダウンジャケットを着て来ました。最初は少し寒かと思ったけれど、日が昇るにつれどんどん暖かくなって、ちょうど良いくらいでした。
レンズとカメラと設定
レンズは一番下の写真だけがLumix 25mm F1.7で、あとは全部Lumix 14mm F2.5で撮っています。カメラはOlympus OM-D E-M5。F値はF11で撮ったのがほとんどだったと思います。
ちなみに雲海のようなものがその後どうなるかというのも、なかなか興味深い光景でした。
またいつか来ます。
雲海について、今回は「それっぽい」ものしかカメラに収めることができませんでした。でももっと条件がよければ、雲海がちゃんと見えるような気がします。
それにここで迎える朝の時間は本当に心地の良い時間なので。
だからまた来てみるつもりです。
*追記 10月下旬のある日、ついに雲海を見ることができました。
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他にも、朝焼けや日の出や朝陽のことを書いた記事は「朝陽や日の出」というタグでまとめてあります。もしよかったらこちらもご覧ください。