三月の海へ

海まで行ってみた。

正確には、海が見える場所まで行ってきた。

この時期に海岸まで出るのはなかなか難しくて、それは積雪や通行止めで道が塞がっているというのもあるのだけれど、沖から吹く三月の風はまだまだとっても厳しい寒さなのです。

とは言っても、思い返せばこの冬は何度も海が見える場所に行っていました。

そのたびに猛烈な海からの風を受けて、冬の海の厳しさをまざまざと見せつけられました。

普通のコートを着て行ったことは間違いでした、それからはモンベルのドロワットパーカーとその中にはケシュアのフリースとインナーはジオラインという、それ冬山ハイクでしょ。という出で立ちで出かけるようになっていました。

でもこんな時期に海を見にいくには、これでも足りないくらいかなあって思っています。

だってすごく寒いんです。

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少し遠くに海が見える場所まで

この日訪れたのは、少し遠くに海が見える場所です。

この先は除雪もされていなくて、道がどこだかわからないような感じです。

ここでぼくは何枚か写真を撮ってみました。

これがもし夏の頃なら人気の少ない海を見にくる人がちらほらいるのだけれど、この時期はさすがに誰もいません。

でもなんとなくだけれど、春が近づいている予感がします。

つい数週間前に古譚川が海に繋がる場所あたりを見に行った時は、もっともっと寒かったですから。

古譚河口橋

河が海と繋がるところから見た、石狩の冬景色

2018年2月15日

思い出して来た。

あの日はほんとうにほんとうに寒かった。

やっぱり少しずつ暖かくなって来ているんだろうなあって感じます。

どの季節も感じていたい

久しぶりに海の方まで行ったかと思うと、そこには残雪など無くてとっくに草花が生えていて、たくさんの春や初夏の色で溢れていた。

そんなことが毎年あります。

おそらくそれは自分が好きな場所の風景を、一年のうちの何度かだけしか見られていないということなのでしょう。

本当は移りゆく季節を感じていたいんです。

だから今年はできるだけ頻繁に色々な場所を見に行って、少しずつ変わっていく景色をみていたいなあって思っています。

実際にはたくさんの忙しいことがあってそれを実現するのは難しいのだけれど、でもどの季節も感じていたいことは確かなのです。

冬の石狩風景

冬色の景色、石狩を撮り歩き

2018年2月10日

ちょっと前にはこんな記事も書いていましたっけ。

家のことも仕事のことも、生産性をあげて工夫すればきっといくらだって季節を感じる時間くらい確保できるはずだから。

自分の頭でちゃんと考えて暮らしていけば、きっと間引いてしまった何かを感じることもできるんじゃないかな。

そんな風に思っています。

だからこの日もレコーダーで録ってみた。

上手に録れないことなんてわかっています。まだまだ全然録ってないのだから当たり前で、たくさん録って失敗して、どうして失敗したんだろうって考えて、また工夫して録って。というのを繰り返していくことしか今はできないけれど。

何もしないより全然先に進めるはず。って思っています。

遠くに海が見える場所。

ここからだと、自分の耳では風が丘に吹き付ける音しか聞こえない(感じない)んだけれど、DR-07のレコーダーマイクをX-Y方式にセットして、少し指向性のある音を録れないかなあって試してみました。

録音した音を聞いてみると、風の音にも聞こえるけれどまだ厳しい冬が終わり切らない波の音が聞こえるような気もします。

広い海岸線にざざあざざあと行き来する波は、それがいくつもいくつも重なると、ざざざざざざあああとか、ごごごごごごおとか、そんな風に聞こえて来るみたい。

きっと春になって、もっと穏やかな春の日に海岸沿いまで出てみれば、もっと波らしい音も拾えると思います。

この日の海の音は、まだ手の届かないところにある波の音という感じでしょうかね。

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