季節は「立春」を迎えました。
二十四節気でいえば始まりの季節。
三寒四温を繰り返してこれから徐々に暖かくなっていくのでしょう。
とはいえ実際のところはというと、今朝この場所の気温は氷点下15℃くらいだった。
固く凝縮した雪を踏む足音は「ギュッ」 とか「ギシッ」という感じで、この音や感触だけでどれ程の低温か想像が付きます。
霧氷のこと
そんな立春が始まった頃の寒い寒い朝、川辺でぼくが見たのはきれいな霧氷の景色でした。
場所は茨戸川沿いにある「サスイシリの森」、つまり石狩市民図書館の裏あたりです。
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青い空と霧氷のきれいな時間

寒い季節のご褒美みたい
今年は例年より降雪量も多く寒い日も多い印象がある。
正直「雪はもうお腹いっぱい」と思いながら雪かきをしたり、早く暖かくなって色のある季節が待ち遠しいなと思うこともよくあることで。
けれど、こんな風に朝の時間に綺麗な霧氷の景色に出会うと「もう少しだけ冬でもいいよ」なんて心にも無いことを思ったりする訳です。
この霧氷は、寒くて雪の多い季節を頑張って過ごしているぼくたちに自然がくれたご褒美みたいに綺麗な光景です。
空が青く澄んでいた朝にそんな景色が見れて、まるで外国の見たこともない美味しいお菓子を誰かがくれた時みたいに嬉しかった。
ぼくが見たいろいろな霧氷

細い木々や枝が霧氷になっているのも綺麗です。
時折風が吹くと、どこからともなく桜吹雪みたいに雪か氷の細かい粒子が飛んで来て、それがキラキラして見えます。

「サスイシリの森」の周りを囲んでいる生垣のような植物も、この様にびっしりと氷で覆われています。
自然が作り出す現象は植物にとっては過酷そうに見えますが、きっと春になればまた植物として生き生きとその姿を見せるのですから不思議なものです。
そんなことも含めて、こういう現象は美しく見えるのでしょう。

大きな木々が霧氷になっているのは「そんなこともあるんだろうな」と理解するものの、こんなふうに低木が霧氷になっていると、大きな木々の霧氷とはまた違った美しさがあります。
カメラの絞りを開放気味にして、まるでポートレートを撮るかのように大切に撮った。
といってもぼくは人物ポートレートを撮った事がほとんど無いのであくまで想像になる。
ぼくが人物ポートレートを撮る時はこんな風に大切に撮ると思う、いつか撮ってみたい。

気温が低い日の雪原はキラキラをしていて、それもまた綺麗だ。
三寒四温の季節では、暖かい日や寒い日を繰り返しながら徐々に暖かくなっていくことになっている。
そんな日々の中で、出来ることなら沢山の綺麗な一瞬を見ていたいと思う。
いままでブログを書いてきた中で自分でも良い風景に巡り会えたなとお気に入りの記事があるのだけど、その中から二つのリンク記事を上に貼りました。
これを読み返すと4月上旬でも朝の雪風景が見られた日があったようで、これはその年の気候による部分があるかとは思うのだけど、それでも三寒四温がこの寒い北海道では4月まで食い込んで行くのかもしれませんね。

これから少しずつ暖かくなるにつれ、その時々で季節のうつろいを五感で感じていたいものです。
そう考えると三寒も四温も楽しみだ。
ちなみに、ぼくはブログ記事を書く際に音楽を聴いている事が多いのですが、今日聴いていたのは羊文学さんの「オレンジチョコレートハウスまでの道のり」です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。