New Year’s Eve Moon.
初日の出を見に行くという話はよく聞きます。
でも、「今年最後の月を見に行く」というのはあまり聞いたことがありません。
それなら、ぼくが見に行けばいいんだと思って、どんな月が見られるのか調べて見ました。
2021年12月31日のお月さまは「月齢が26.8の細い月」で、「月の出が午前4時少し前、月の入りは午後1時半頃」でした。
ということは、月が見られるのが単純に太陽が登るまでと考えると、大晦日に月を見られるのは午前4時前から午前7時くらいのまだ空が暗い時間帯ってことだ。
てっきり大晦日の夜だと思っていたけど、早朝だったとは。
でも、
朝に見る細い月は素敵だと思いませんか?
しかも今年最後の月、ぼくは見に行きたい。
そして、どこで見ようか。
美味しいものや飲み物を頂く時にどんな器でと考える方が居るように、ぼくも今年最後の月を見る場所を考えておきたい。
そうだ、月にまつわる地名で見るのがいいな。
最初に思いついたのは、江別市にある「下の月」という地域。
先日の「パンの店flamme!さん」の記事でも少し書いた「下の月」、ぼくはこの地名が好きで、すぐそばに千歳川が流れている雰囲気もとても好き。
でもこの日の天気予報だとこの辺りは天候があまり良くないようだから、別の場所を探してみよう。
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月寒の街で今年最後の月を

望月寒川を頼りにして進む
結局、札幌市豊平区にある月寒の街で今年最後の月を見ることにした。
ここなら朝方に月が見えるくらいの天候だってことがわかった。
月寒は広い街だけど主には住宅街だから、早朝に住宅街で写真を撮り歩くのも変だしなと思って、まだ自然が多そうな望月寒川沿いを選んで、歩きながら撮り歩き始めた。
大晦日の午前6時過ぎ。

気がつくと西岡や平岸の街まで踏み込んでしまったけど、
今年最後の細い月はどこで見ても綺麗だ。
朝の月をこんなふうに撮って歩くのも初めてだし。

今度は月寒川の方へ
人のいない早朝、少しずつ明るくなる空の月は、徐々に見えにくくなるけど。
それでも見えなくなるまで撮っていた。



最後は目を細めてよく見ていないと、すぐに見失うくらいになった。
そろそろ街に大晦日の雰囲気が始まる頃、ぼくも一日を始めるために戻らないと。

帰り際に橋の上から撮った月寒川沿いの雪原には、どうぶつの足跡がたくさんありました。
歩いているうちに、今年もいろいろあったけれど良い年だったなと思え、なんだか良い撮り歩き散歩になりました。
そして「今年最後の月を見に行く」の、なかなかよかったな。
今年も一年間、おささるろぐをご覧いただき、本当にありがとうございました。