近ごろ渋滞がひどい。
札幌の降雪は例年よりも多く、除雪されて路肩に積まれた雪は片側二車線のうち片方を塞いでいるか、一車線の道ならすれ違うのもやっとなくらいだ。
そのせいで年末くらいから、札幌市内では渋滞がひどくなっている。
この日は二ヶ月に一度の通院日だったのだけど、札幌市内の移動で1時間半も掛かってしまった。
道が混むのはわかっていたので、前日にはまるで撮影しにどこかへ行く時のように、どの道を使っていこうかと地図とにらめっこだ。笑
「平日だし、通勤の人たちの迷惑にならないよう、空いてる道で遠回りしよう」なんて、つい考えてしまう。
午前8時、家を出る。
10時の予約に間に合うように8時に家を出て、車を走らせる。
予想通りぼくの選んだ道は空いていて、対向車線はどこまでも車が連なっていてひどい渋滞だった。
こっちの車線が空いているとはいえ、交差点が近づく度に混雑はしていたし、道幅も狭いからどうしても時間がかかる。
9時半に病院に着くと、予約枠が空いてたのかすぐに診察になって、10時前には病院を出た。
午前中いっぱいくらい掛かると思っていたから、すっぽり予定が空いた。
どうしようかな。
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西岡水源地の様子を見に行く

冬の一瞬を見たい。
冬でも駐車場が開放されている西岡公園へ寄ってみることにした。
念の為カメラも持ってきていたし、冬の水源地ってどうなっているんだろうと気になった。
それに昨晩降った雪がまだ新雪のふかふかの状態で残っているはずだから、きっと綺麗な冬の風景があるかもしれない。

駐車場に車をとめて公園内を歩き出す。
川の水が流れているコロコロとした音が聞こえる。
まるで春の小川みたい。
まだ1月上旬で真冬だってのに、なんか不思議だな。

思っていた通り、新雪が積もっていて、誰かのトレースを歩いて進む。
天気も良くて気持ち良いのだけど、その分雪に反射した光が眩しすぎる、運転用のサングラスのまま歩いてきて正解だった。

木々にも雪がたくさん積もっている
このクリスマスツリーみたいなモコモコとした木にも雪がたくさん積もっていて、暖かな昼前の日差しで雪が溶けて落ちてくる。
サラサラっと落ちてくるのではなくて、時折「ミシッ」と聞こえたかと思うと「ドスドス」っと重たい雪が落ちてくる。
気をつけて歩かねば。

水が流れていく
水源地までたどり着いて見られた景色がこの記事の一番上の写真です。
一面雪で覆われていて、池の周りの木々にも雪が積もっていて、とても綺麗だった。
でも川につながる辺りでしっかりと水が見えていて、水源地の水はここからゆっくりと川に流れているのがわかる。

川を流れる水の音はとてもやさしい。
もう少ししたら春が来ますよと教えてくれているみたいに、やっぱり僅かに春の予感がする。

木々に積もった雪はこんな風だ。
クリスマスツリーに付けた白い綿みたいに、たくさん積もっている。
落ちてくる雪に注意しながら歩く。
駐車場には数台の車があったけど、池の周りにはぼく一人しかいなくて、この風景や僅かな春の予感ごと全部ひとりじめだ。

そんなふうに思いながら歩いていると、また「ドスドス」っと雪が落ちてくる。
昼になって気温が上がればおそらくもっと落雪があるだろうから、早めに退散しよう。
帰りは既に朝の通勤渋滞がおさまった反対車線を通って家に帰りました。
日差しのやさしい冬の日のことでした。