あの町の綺麗な秋を撮ってきた。

こんにちは、おささるろぐです。

最近は秋の始まる頃を探して歩くのに夢中です。

この季節特有の乾いた空気や匂いが心地よくて、それに誘われて、お休みの日は「今しか見られない季節」の風景を撮って歩いています。

特にオールドレンズで撮るとその場所で感じるキラキラした感じが表現出来るので、すっかりお散歩の必須アイテムとなっています。

そんな今しか見られない季節の頃に、昔は多くの人が住んでいた町の足跡を探しに行ってきました。

ぼくが持っているこの町に関する郷土史の書籍によれば、このそばにある大きな川の堤防拡張工事のために、元々この辺りに長く住んでいた方々が立ち退きや移転を余儀なくされたそうです。

今日はその町のあった場所で、秋の綺麗な風景を探して歩いてきたお話です。

ですがぼくは当時のことを知っている訳でもないので、文字として書けることはとても少なくて。

なので、ここで見た綺麗な秋の風景を何枚か撮ってきました。

この記事を読んでくださる方にも、その雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。

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秋の始まる頃の一瞬

ぼくがこの場所へ訪れたとき、かもめが迎えてくれました。

やあやあ、君もこの場所の風景を見にきてくれたのかい?

そんな風に声をかけてくれた様にも思えました。

午後がそろそろ夕方になるかという時間のことです。

今も残っている通り

家を出る前に郷土史の本とにらめっこして、大体の位置関係は確かめておきました。

おそらくこの通りの左右に住宅や公共施設が並んでいたのだと思います。

百四十棟ほどあったと書いてありましたから、かなり大きな街並みだったはずです。

いまは鬱蒼とした雰囲気になってはいますが、このまっすぐと伸びている通りが、ここに町があったことをはっきりと解き明かしてくれます。

ここに町があったこと

横断歩道も残っています。

正直、こんなにもはっきりと白線が残っていることに驚きました。

移転したのは昭和50年と書いてあったので、そのあと何十年もの間この場所にずっと残っていたことになります。

誰かが歩いて渡った日のことを思い浮かべてしまいます。

いまも残る美しい風景

今は通りの左右に住宅も見えず、その頃の町がどんなだったかは郷土史の本に載っていた地図から想像するしかない訳ですが、もうひとつ想像を膨らませてくれるものが有ることに気がつきました。

それはこの辺りにある自然の風景。

ちょうど午後の日差しをうけてキラキラと輝いていました。

あの頃の秋の日も、こうして綺麗な時間があったのではないかと、ぼくにはそう思えました。

輝く秋のころ。

綺麗だな。

もしかしたら、ここに住まわれていたどなたかが撒いた種が今でも育っているかもしれないし、そう考えると草木というのは不思議なものです。

歴史をそこに残してくれる要素にもなるのですから。

芒が綺麗な秋の日でした

後ろを振り返ると風に揺れるススキが綺麗でした。

周りに誰もいないことを確かめて、ぼくは口元の布を外して、秋の匂いや空気を肺いっぱいに吸い込みます。

そしておじゃましましたと感謝の言葉を口にしてこの町をあとにしました。

この町は石狩市の八幡町というところになります。

ぼくは今まで、何度もこのすぐ近くで写真を撮って歩いてはいましたが、ここにこうして町のあとが残っているのを知ったのはつい最近のことでした。

そしてこの記事を書くにあたり初めて訪れ、とても綺麗な風景を感じる事ができました。

実はYoutubeでここのことを取り上げていた方がいて、それで知る事ができたので、この場を借りてその方にもお礼をお伝えしたいと思います。

ありがとうございました。

またこの記事を最後まで読んでくださり、一緒にこの街の雰囲気を感じていただいた方々にもありがとうございましたをお伝えしたいです。

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