スーパー・ブルー・ブラッドムーン
ことばにすると何だかよくわからないです。
銀行が合併して名前が全部のせになった時のことを思い出しました。
いっそ簡潔に「紅い月」ってことで良いような気もしますし、実際この夜に観た月は「紅い月」でした。
月をメインで撮るのはずいぶんと久しぶり。
旅の楽しみは計画するときから始まっているというのは良く言われることですが、ぼくの場合写真を撮るのは計画的というよりかは、何かの帰りに通った場所でとか、行く途中でとか、散歩していたら綺麗だから撮ったということがほとんどなのです。
けれど天体に関しては「この夜」と決まっているので、ぼくもこの夜の数日前からそわそわしていました。
そもそも天体で観られる現象は、ネットやテレビを通して見ることができますから、その現象を知識として把握するだけなら別に自分の目で見る必要もないんですけれど。
2018年1月、2度目の満月の夜です。
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自分の目でちゃんと観ていたい
ネットやテレビで「こういう現象がありました」と伝える画像や映像は、ほかの誰かの目を通して、あるいはレンズを通して撮ったもので、自分が実際に観たものとは違うんです。
だから当然それを観た夜が寒くて手がかじかんだこととかは、「そうであるらしい」という程度の知識の質に落ちてしまって、実際に観たものと違ってあまり印象に残らなかったりするんですよね。
だから出来ることなら観たいと思うものは、実際に足を運んで自分の目で観て、できたら写真にも撮ってみたいと、そんなふうに最近はよく思います。
こんな夜の時間に
数日まえから「どこで撮ろうかな」と計画していました。
人工物と一緒に撮ると綺麗かな、朝里のダムの所のループ橋とかどうだろう、ああそれきっと綺麗だろうなあ。
とかなんとか思ってたのですが、当日はあまり時間が撮れなかったので近所で撮りました。
静かに観られそうな場所に行ってみると、こんな夜の時間なのに既に何人も集まっていました。
もちろん全然知らない人たち(もしかしたらご近所さんかもしれないけど)なんだけど、「もう始まってる?」とか「綺麗ですね」とか、ふたことみことお話してしまいました。
紅い月の見える夜とかじゃないと、こんな風に夜中に人が集まることなんて無いよなあって思うとちょっと不思議な夜でした。


あいにく人工物はなかったので、木々の隙間から撮ってみました。
でも結局なんだかよくわからない写真になってしまいました。
まあでも「紅い月」を観た夜のことはそうそう忘れることもなさそうなので、観に来てよかった。
何しろむちゃくちゃ寒かったですからね、忘れようもありません。