ふるさと納税って良いですよね。
ぼくとしては、「好きな自治体に寄付できる」のがふるさと納税の魅力です。
それに「寄付」というものを手軽に出来る様になったのがすごく嬉しい。
寄付って何かちょっと特別なイメージを勝手に持っていたのですが、ふるさと納税のおかげでかなり身近になりました。
しかもふるさと納税は税金からの控除や、寄付した自治体によっては「返礼品」なるお返しを送ってくれたりもしますから、積極的に寄付してみようかなって気にもなります。
ふるさと納税について語られる場合、この「返礼品」とか「実質2,000円」とかのキーワードの方が取り沙汰されがちで、ぼくもそういう面なしにふるさと納税をしたかと言えばそうでもなくて、「得したい」というのは正直なところです。
得したいです。
まあ、とくに最初はそんな風に思ってました。
でも去年初めてふるさと納税をやってみて思ったのは、「返礼品だけが目当てってのもつまらないなあ」ということでした。
もし「モノを安く手に入れたい」のなら、価格比較サイトとか、フリマアプリとか、個人輸入とか、なんか他に色々面白い方法があると思うんですよ。
ここはせっかく寄付するんですから、「そのお金って何に使われるの?」ってのがわかっていたり、「この自治体を応援したい!」っていう気持ちでふるさと納税をやってみようと思って、それで実際にやってみたら割と充実感がありました。
寄付する労力を「安くモノを手にする」ことよりも、わりと簡単に充実感を手にすることができるって考えると、ふるさと納税はなかなか面白い仕組みだと思います。
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ぼくは東川町へ寄付しました
まずは返礼品のお話ですが、下の写真の品々が届きました、めっちゃ美味しかったですよ。
コーヒーとバウムクーヘン美味しかったなあ、お米もおいしいし、水もおいしい。
ぜんぶ美味しい。最高!
で、なぜふるさと納税の寄付先を東川町にしたかということなんですけれど、これは数年前に大雪山に登った時に「良い町だなあ」と思って、それを憶えていたのがきっかけです。
人も親切だったし街並みも綺麗だったし、本当に良い町だったんですよ。きっかけとしてはすごく単純なんですけれども。
でも何かを始めるときのきっかけって、わりと単純だったりしますよね。
それに東川町は写真の町としても有名なので、そのプロジェクトを応援したいというのもありました。ぼくも写真を撮るので、写真を推している自治体ってのは応援したくなりますね。
あとは北海道の場合、どうしても札幌一極集中みたいなところがあって、いろいろなものが札幌にはあるのに他の町からはだんだんと無くなっていく実情もあって、北海道内の気になる町に寄付してみたかったんです。
身近な話だと、書店が無い自治体も北海道には増えて来ていますしね。
返礼品の品々でございます
だいたい全部食べきりました。
バウムクーヘンに至っては、かなり厚切りにして贅沢な食べ方をしてみたりしました。
お米はまだまだ残っているので、毎日美味しくいただいています。
ありがたやー。
返礼品ですけど、写真のプロジェクトに寄付したら、写真関係の返礼品(サービス)みたいのが受けられても面白いですよね。
例えば写真集が届くとか、逆にフォトブックを1冊作らせてくれるとか、インスタにアップする写真をめっちゃ綺麗に可愛く撮る方法を教えてくれるとか、フィルムカメラで撮ったものをお任せで良い感じに現像してくれるとか、自分が撮った写真を先生が添削してくれるとか。。
町が盛り上がると楽しい
ぼくが訪ねる北海道の町はわりと札幌近郊が多いのですが、それでもその町独特の雰囲気がそれぞれにあって、町を歩いているととても面白いんですよ。
炭鉱が盛んだった町、ニシン漁で盛んだった町、林業、農業、豊かな山々や川、それに豊かな四季の表情。だから北海道をぐるぐる回っているだけでも本当に楽しいんです。
そりゃ観光の人も国内外からもたくさん訪れるわけです。
ぼくは郷土史が好きなので訪れた町の郷土資料館とかは結構行っちゃいますねー。あとは図書館も結構行きます。図書館は建造物としての雰囲気だとか、フロアが静かor結構騒がしいとかでも町の雰囲気がちょっと垣間見れたりするのが面白いのです。
とはいえ、そうして色々な町を訪れてみて時々感じるのは、「前に来た時より、なんか少し寂れてる」ってこと。
あとは町の生活圏内がコンパクト化してきているということにも気がつきます。
ノスタルジーに浸るという感じ方もあるとは思うのですが、正直寂れていく町を見るのはやっぱりちょっと辛いものがあります。
それでも自治体はみんな頑張っていて、色々なカラーで町を盛り上げています。
町に突然雰囲気のあるお店ができたり、美味しいパン屋さんができたりするとものすごく嬉しいし、昔ながらのお店が続いている所なんかはとても安心します。
だから応援したい。
ちょっとでも力になりたいと思っても、正直今まではどうしたら良いかわからなかったのが、今はふるさと納税という方法で応援するのもありかなって思います。
できる人は好きな自治体に移住しちゃって、そこで面白いことを始めちゃうってことも全然ありだと思いますし、静かな所が好きだからという理由で静かな町に移住してテレワークするとか、いっそ起業しちゃうとか最高ですよね。
ただちょっと謎なのが、ふるさと納税って自治体は寄付金が入って来て嬉しいし、寄付する人も税金が控除されて嬉しい。
あれ、でもこの差額って誰が負担してるんだろうってこと。
住民税から控除される場合は自分の住んでいる自治体の税収入がその分減額されるってことか、でも地方交付税で負担されるのかな。よくわからないけど大なり小なりアンバランスな感じはありそうな気がします。
でもおかげで普段の生活の中で「寄付」が身近になったのは嬉しいことだと思います。
いっそ寄付に限らず、ボランティアに参加したら税控除とかもあったら面白そうですね。手続きとか大変で実現は難しいとは思うけど。。
個人的には2017年は、ふるさと納税だけじゃなくて、ボランティアにも参加したし、クラウドファンディングにも参加したし、色々やってみた1年でした。
やったみたら気がつくことって本当にたくさんあるので、今年も時間が許す限りやりたい事をやってみようと思っています。