押ボタン信号機の向こうは海。
ここを通るたびに、
一度足を止めて海側を撮影してみたいと思っていました。
今日は久しぶりにこんな時間まで余市の辺りにいたので、夕方のきれいな景色にたまたま出会う事ができました。
そして直感的に「足を止めるのは今だ」と思った。
いま足を止めなかったらきっと後悔するだろうって。
それほどうつくしい時間でした。
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言葉では言い表せない美しさ
どんなことばで説明したところで、この海岸線の夕暮れの美しさは伝えられそうもありあせん。
この場所に行って感じてみないとわからない美しさです。

茜色に染まった空とそれに染まる海は徐々に暗く色を落としていきます。
そのどの瞬間も見逃せないくらい美しくて、
きっとどんなカメラでも綺麗に撮れそうです。スマホカメラだろうがコンデジカメラだろうが肉眼だろうが何を通して見ても圧倒的な美しさなのです。
もしもこのフレームに人が入っていたらもっと雰囲気が出るんじゃないかと思いますが、ぼくの腕では台無しにしてしまいそうな気もするし、それでもいつかチャレンジしてみたい気もします。
その前に光のこととか撮影の方法とかいっぱい学ぶべきことはありそうですけれど。
横断歩道の向こうはバス停です

ぼくがここでカシャカシャ撮っていると、学生さんが押ボタンを押して歩道側の信号機が青になりました。
きっと横断歩道を渡った先にあるバス停へ向かうのでしょう。
この景色にバスも入ると、さらに雰囲気のある景色になりそうです。
それにしてもこの向きから見ると横断歩道を渡っても海以外何もなさそうに見えるので、海に向かう信号機が青になっているのも何だか不思議な雰囲気です。
すべてが影になる時間

道路標識もなにもかも、それ自身が光を放つ街灯や信号機以外は全部が影のシルエットになる時間です。
なんて綺麗な景色だろうとため息が出てきます。続縄文時代のこの辺りで暮らしていた昔々の人たちはこの暮れゆく景色を見てどんな風に思ったんだろうなあなんて空想をしてしまいます。
そして夜になる
もうこの時間は日が沈んでいてマジックアワーの時間帯ですから、シャッターを切るたびにどんどん暗くなっていって、それは加速していきます。
うかうかしているとすぐに真っ暗な夜の時間がやってきます。
いつかバスに乗ってきてみたい
海岸沿いを走るバスに乗ってこの時間帯に小樽まで帰ればこの景色がゆっくり眺められるんじゃないかと思いました。バスならこの景色を見て辺りが真っ暗になったらそのまま寝てしまっても良いし、とにかく無条件でリラックスして乗っていられそうです。
今度バスのダイヤを調べてみよう。
小樽駅から余市駅まで乗り降り自由な1日乗車券とかがあったら楽しいだろうなあ。
フゴッペ洞窟から少し東側の丁字路です
札幌や小樽からそれほど遠くない街でこんなに素敵なロケーションがあることを改めて知りました。今まで数えられないくらい通った道ですが、いつもその美しさのありがたみに気がつかずに通過してしまっていて、足を止めてよく見て見るだけでこんなに綺麗な景色に出会えるわけですから、札幌近郊のロケーションの良さをまざまざと見せつけられた感じがしてなりません。
追記:2022年にも再訪しここで同じ様に写真を撮りました。
もしここの景色を見に来られる方がいましたら、ここはとても交通量の多い場所なのでほんとうに気をつけてください。