ここのところ暑い日が続いている。
早々の梅雨明けで本格的な夏が来ている本州と比べれば、全然涼しいと言われてしまうだろうが、ここ北海道でも今年は暑くなる時期が早い気がする。
それは夏が早めにやって来たような感じで。
その暑さに身体がまだ慣れていない。
風が涼しい場所へ行きたくなった。
前の記事でも似た様なことを書いていた気がするけれど。
でも今夜は前回みたいな深夜では無い。
いまは日が暮れて少し経った頃の時間で、あわよくばその時間帯の空模様を観たり、写真に収めることができれば良いななんて思っていた。
そういえば前から一度訪れてみたい場所があって、せっかくなのでそこで夜風を浴びて写真を撮ってみることにした。
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丘に吹く風と夜の空

夕方と夜のあいだ
ここへ着いたのはちょうど夕方が終わった頃で、その余韻の橙色が少しだけ地平線あたりに見えているような感じだった。
他には誰もおらず、ぼくは独り占めで夜になっていく空を見ていた。
風は海の方から吹いていて少し湿っている。
けれど、まったく遮るものがない上に、丘の上という場所もあり、なおさらその風が心地よく感じられる。
だんだんと体温が下がっていく
身体中にたまっていた熱が丘に吹く風で冷却されていく。
ぼくの体温も少しずつ下がっていくのがわかる。
ここで観た夜になる空

刻々と変化していく空の色
ぼくは丘の上からこんな景色を見ていた。
綺麗だ。
そして、ここから見える空はとてつもなく広い。
初めて来た場所だけれど、今日は重い腰を上げて来てよかった。
夜の時間。
ただ、すぐ向こうは大自然が広がっているうえに、もう夜になる頃なので、動物たちの場所や時間に近いところにいる緊張感もある。
動物たちがすぐそばでひっそりと暮らしているように、ぼくもひっそりと空の色を観たり写真を撮ったりした。
空の色はまばたきする度に変わっているのではないかというくらいに刻々と変化している。
なんて綺麗な景色だろうと思うし、自分が住む街のわりと近くでこんな景色が見られることが本当にありがたい。
丘の上と夜の頃

夜の青い空が綺麗だ。
夕方から夜になるグラデーションと、青色の夜の空がとても綺麗だ。
肉眼だと街灯の明かりが強いのでよくわからなかったが、撮った写真を見てみると星も写っていた。
どれくらいここに居ただろうか、暑さも落ち着いて来たのでそろそろ帰ることにしよう。
それにしても帰るのが惜しいくらい、とても良い景色の見える場所だ。

防災ひろばという場所です。
ここは石狩市の志美にある「防災ひろば」という場所で、地域の防災拠点や避難場所にもなっています。
そしてこの丘は津波避難用の高台なのです。
普段からこういう場所を自分の足で訪れて、そこがどの様な場所なのかを確かめておくことは大事だと思う。
この記事を見てくれた方が「ここはそういう場所なのか」とわかってくれるだけでも、この記事を書いた意味があるかもしれない。
防災ひろばといっても、普段は開放されていてバーベキュー広場なんてのがあったりして、親しみやすい場所になってくれているのも嬉しい。
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今日は防災ひろばの丘で見た、夜になる頃の空や風景とそこに吹く涼しい風のお話でした。この記事が何かのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。