冬にここを訪れる人はどれだけいるのか、
だからこそ行ってみました。
夏にうつくしいところは冬でもうつくしいと思うのです。
たとえば富良野や函館にニセコなどはその代表格でしょう。
ただそこまで行こうと思うと札幌からだと距離が遠く、
ゆっくりするには泊まりは避けられません。
それでも札幌近郊にも冬も夏もうつくしいロケーションはいっぱいあって、
休みの日に遅く起きても行って帰って来られる距離にもあります。
スポンサーリンク
そこは石狩河口付近
石狩灯台のあるあたりです。
一番上の写真で向こう岸に見えていうる赤と白のが石狩灯台です。
右岸の八幡町から山々が綺麗に見えます
晴れた日にはこんな風に綺麗に山が見えます、しかも手前は石狩川でその手前は雪の河川敷です。
川と陸の境界がまったくわかりません。これ以上歩みを進めてしまうと川に落ちてしまいそうですので、河川敷の手前から眺めました。
北海道は冬になると雪の白に覆われてしまいこんな風に色彩があまりありません。でも色彩が少ないからこその美しさもあるのだと、ここに来て改めて気づかされました。ここに来てよかったと思える眺めです。
写真では静かでうつくしい川越しの山々にしか見えないと思いますが正直とても寒いです。。
次は左岸の舟場町
舟場町という名の通り多くの船があります。
この辺は地図で見ると町名がたくさんあって、仲町、浜町、弁天町などの町名があります。
そんな名前を地図でみているだけで、歴史がありそうなことがわかります。
今回写真は撮ってませんが、すぐ近く北海道最後の現役円形校舎があるのは横町です。
それぞれの町名にはきっと由来があるのだと思うと気になってしまいます。
石狩川左岸と日本海の間にある石狩八幡神社
石狩川左岸近くでもあり、そして日本海にも近い。
そんなこともあってかこの辺りの地形や町の雰囲気はなかなか独特です。漁業も盛んだったことを考えると、昔から多くの人がこの辺りに住み、町としてずっと繁栄してきたであろう歴史を感じずにはいられません。
大きな川ならではの強い風もあれば海風もあったり、夏になれば耳を澄ますと波の音がかすかに聞こえるかもしれませんし、潮の匂いが海風にのってふわっとやってくるかもしれません。
そんなとっても雰囲気のロケーションに石狩八幡神社があります。
文化十年
鳥居の裏側にそう刻まれています。
文化十年。。。すごい歴史ですね。
この辺りの歴史を調べてみたくなります。いつか石狩図書館へ行ったときに資料を見てみようと思います。
真冬のむらさき色
冬は色彩が少ないと書きましたが、雪景色の白色との対比で神社のむらさきの色はとても際立って見え、それはひときわ大きな存在感です。
真冬の河川敷はとっても寒いです
少しでも曇るとこんな感じで寒風吹きすさぶ河川敷になります。
普通のコートだととてもじゃないですが寒すぎると思います。大げさにいうつもりはありませんが、正直冬山に行くような格好がふさわしいくらいです。
例えばバラクラバ(目出し帽)なんかがあっても安心なくらいですが、街中で目出し帽ってあれですよね。。。おまわりさん来ちゃったりするかもしれませんけれど。
ぼくはニット帽に山用ダウンジャケットでしたけど、それでも寒いものは寒いです。船に乗る人はすごいなあと感じずにはいられません。
そうそう、夏に来たときにこの辺りでキツネを見かけました。おそらく浜の辺りに巣があるんじゃないかと思うのですが、キタキツネとの距離感はきちんと保つようにと子供の頃から教えられて来た生粋の道産子人間なので、その時もしっかり遠くから眺めていました。
次の夏にここに来るときは、普段使わない望遠レンズも持って来て、もしキツネを見かけたら少し遠くから写真に撮ってみようと思います。