美しい木造校舎、五の沢小学校があった場所。
夕方の石狩を45mmのレンズで撮った時の記事でも少し書きましたが、ここにあった旧五の沢小学校で小さな頃に宿泊した記憶があるのです。
美しい木造校舎と体育館はわりとコンパクトな1階建てで、グラウンドには野球のバックネットフェンスみたいなのと、長くぶらさがったブランコと鉄棒と、あと何ていうでしたっけ土にタイヤが半分埋まっていて飛び越えたりするあの遊具。
スポンサーリンク
そんな風景がいまでも記憶の中にあります。
確か2009年くらいまでだったと思うのですが、その頃までは校舎も体育館もちゃんと残っていたのでノスタルジーに浸るのにたまに校舎を見に来たりしていたのですが、その後ある日来てみると校舎や体育館ははなくなっていました。
時々校舎を見に来ていた時も敷地や校舎には入ることができないので遠くから眺めているだけでしたが、ほんとうにそれだけでよかったんです。建物ごとなくなるなんて思ってもいなかったので、あんなに美しい木造校舎がなくなったのかと思うといまでも残念でなりません。
校門と記念碑が残っています

いまはこんな風になっています
当時の校門とその横の木と記念碑。
は無くなりましたが、これらがここに五の沢小学校があったことを証明してくれています。
今写真を見ていて気がつきましたが、花壇も残っていますね。
いまでも花が咲いたりするのかなあ。と少し気になりました。
開校65周年の記念碑

記念碑には開校65周年とありますが、これ自体は昭和50年の時に五の沢小学校65周年を記念したもののようです。
明治43年に開校したと考えるととっても歴史を感じます。
校舎も体育館も、いまはありません

どんな風に撮ってみてもやはり少し切なく感じてしまいます。
それでも校門や記念碑や木だけでも残してくれたことはとても嬉しいです。
校舎がなくてもこんな風にしてまだ校舎があった頃のことを思い出して見たりできますから。
札幌の中心部なんかは建物がなくなるとすぐに違う建物が建てられるので、あれ前は何だっけってわからなくなってしまいます。
レンガの校門には錆びついたチェーン

校門にチェーンを掛ける時につかっていたのでしょうか。
こんな錆びでさえ月日を感じさせてくれます。
当時は放課後ここにチェーンをかけて、翌朝チェーンを外していたのかもしれませんね。
そろそろ芽吹く季節です

ふきのとうが顔を出しています
もう春ですね、4月も下旬になったので残雪も見当たらなくなりました。
ここの道は厚田へ抜けることができるので、また時々見にきてみようと思います。
花壇には何かの花が咲くのか、すこし気になりますし。
※冬の日に再訪
花壇の様子が気になっていたのですが、次に来た時は冬景色でした。でも冬景色の五の沢小学校跡もとても綺麗でした。
次はやっぱり花壇の様子を見に行きたいなあ。
–
*2022年5月 追記
五の沢小学校があった場所に残る門柱。
この側にある木に、春の花が咲くまでを何日かにわたって観察し、数回に分けて記事にしました。
よかったらこちらからご覧ください。