そろそろ雪の季節も終わるのかと思うと、すこし名残惜しい気持ちにもなります。
雪の季節は全部が白に覆われて綺麗だし、音も吸収されて静かだし、反射する光が明るくて良い。それにその季節にしか見られない景色もあるから。
でも、そのいっぽうで春を待ち侘びる気持ちも湧き上がってくる。
3月も半ばのこの季節になると雪も徐々に溶け、地面の土が少しずつだけど見えるようになってきて、次の季節がだんだんと待ち遠しくなっていくのです。
そして、そんな気持ちは、より春に近い街に行きたくさせてしまう。
実際に、前の記事でこんなふうに書いていました。
ぼくが今回見に来た海は日本海側で、残雪もまだこんな感じだけれど、きっと苫小牧の方の海はもう少し春が近づいているのではないかと思っている。
もう少ししたら苫小牧の海も見に行ってみたい、春の日に見た勇払マリーナにも行きたいな。
そして春の匂いを感じて砂浜を歩きたい。
過去にも同じ頃の季節に、こんな気持ちになって胆振地方へ行った記事も書いていました。
もう4年も前の記事ですが、これを読むとこの時の風景をしっかりと思い出せる。
きっとみなさんも過去の写真を見たりして、その日のことを思い出すことがあると思うけれど、僕の場合は過去の記事が自分の記憶の補完をしてくれるので、気持ちまでも思い出せたりするのでなかなか楽しい。
そんなわけで今回は苫小牧の街へ行き、そしてその街にあるぼくの好きな海岸を歩いて来ました。
今日はそんなお話です。
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苫小牧の街へ

雪はまだ残っています。
今年の札幌は積雪が多かったけれど、苫小牧も同様に雪が沢山降っていたようで、こうして図書館前の広場にもまだ雪が残っています。
それでも街中の歩道はおおかた雪が溶けていて、日陰になって残っている所でも歩くのがままならないという程では無くて安心しました。

実は苫小牧へ来るのは夏の季節が多い。
それには理由があって、札幌圏と比べるとこちらの夏はわりと涼しくて過ごしやすいのだ。
なので、特に用事のない休日がとても暑くなるのが事前にわかっていれば、苫小牧の予想気温を調べて札幌より5度くらい低いとなると「明日、苫小牧行きたいな」と思うし、実際に勢いで来てしまうことも度々ある。
札幌からだと2時間弱は掛かるので、遠いといえば遠いが、日帰りで避暑をするにはたまらなく良い街だと思っている。
それにお気に入りの海岸は駅から散歩がてら歩いてでも行けるほどの距離にあるし、図書館前の広場も雰囲気が良いし、それに街も綺麗だし、ついつい暗くなるまでこの街に居てしまう。
そして夜に札幌へ帰った頃には少し気温も下がっていて、そんな日帰り避暑の過ごし方が好きで、夏の苫小牧が好きなのです。
ちなみに上にある図書館前の広場は、夏には緑の爽やかな光景が広がっていて、ぼくの好きな場所のひとつで、苫小牧に来ると必ずといって良いほど立ち寄ります。
ふるさと海岸

お気に入りの海岸へ
海岸まで歩いて来た。
ここは「ふるさと海岸」という所で、きれいに整備されていて、ゆっくりと海を眺めることができます。
このブログを始めた頃に書いた、一日散歩きっぷで出かけた話の記事があるのですが、その際も苫小牧駅で一度降りてこの海岸まで歩いて来て、ここで海を見ながらパンを食べて休んだのを覚えています。
今日はあの日のように暖かな季節ではありませんが、雪は札幌よりもずっと少なくて、やはり春が先に訪れている感じがあります。
来てよかったなーと思いながら、ゆっくり浜辺を散歩しました。
天気は曇りがちだったけど、時折雲の隙間から挿す夕方の光が綺麗です。



煙突が見える風景も「苫小牧に来たんだなー」という気持ちにさせてくれ、ちょっとだけ旅でもしたような気分になります。
もう少し暖かくなったらもっとゆっくり苫小牧の街を歩きに来たいな。
北ふ頭の 「キラキラ公園」も行きたいし、気になるお店も探して歩いて散歩したい。