標高1,023m手稲山登山はガレ場が大変、手稲神社奥宮と山頂からの絶景

手稲山山頂手稲神社奥宮

手稲山平和の滝コースはなかなか大変。

北海道の登山本を読むと、

たいてい手稲山平和の滝コースについて初心者〜中級者向けくらいと書かれていることが多いです。

そんな本を読んでこれから手稲山の平和の滝コースに登ってみようかと思う方にこの記事は読んでほしいです。

おそらく「登山」という中において比較すれば確かに初級者〜中級者向けなのだとは思うのですが、

「さて登山でもしてみようか最初は手稲山でも登ってみれば良いのかな、おお初心者向けって書いてあるしな!」と、

最初の登山が手稲山平和の滝コースだったりすると、

途中からしばらく続く「ガレ場」が体にこたえ、「なぜ手稲山に登ろうと思ったのか」「登山つらい。。」という気持ちになるかもしれません。

全然大丈夫って方もいるかとは思いますけれど。

それでせっかく楽しみにしてたはずの登山が辛いものになったらもったいないですよね。

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札幌で登山を始める方からすると手稲山平和の滝コースは少々手厳しいコースです。

楽しく札幌市内を登山することを考えるなら、

円山→三角山→藻岩山→だいぶ慣れてきたら手稲山。

という順番でレベルアップしていくのが良いと思います。

手稲山の標高は1,000mを超えていて、

緯度の高い北海道での標高1,000mというと単純に本州の標高1,000mと比べるわけにもいかず、

気候もそれなりに厳しい条件と考えていた方が良いでしょう。

雨具や靴を初めとして、登山道具とか登山計画に登山経験も十分なもので登る必要があります。

それでも山頂付近からの眺めは絶景です!

手稲山山頂からの展望

まるでGoogleEarthや立体的な地図を見てるみたいに一望できます。

海岸線も手稲の街もはっきりと見ることができます。

三角山の方を見てみると手稲山がいかに高いかわかります

手稲山から三角山を見る

普段よく登る三角山(標高311m)と手稲山(標高1,023m)の差は歴然です。

三角山を相当高いところから見下ろす感じになります。

平和の滝コースの何が大変ってしばらく続くガレ場です

手稲山のガレ場

上手に写真に収めることができませんでしたが、ゴロゴロとした大きな岩場が続くのです。足元も不安定で体を支えるのは自分の手足だけ、下を見れば斜面にガレ場が続いていて、すくむ様な感じになります。

このガレ場で体力が相当奪われていきます。手稲山平和の滝コースの難関はやはりガレ場ですね。

山頂からの眺め、他にはこんな感じ

手稲山山頂の看板

ていぬくんの看板があって、南側に見える山々の説明書きが書いてあります。

山頂電波塔も近くで見ることができます

手稲山電波塔

札幌市内から手稲山山頂付近を見ると電波塔がいくつかあるのが見えると思います。これも山頂まで登ってくると近くに見ることができ、こんな高いところにある大きな構造物はさすがに作るのが大変だっただろうと思います。

山頂には手稲神社奥宮があります

手稲神社奥宮

荘厳な感じですね。

石造りになっていて、これも作るのは大変だったと思います、山頂に到着する方の多くがここでお参りしていきます。

山頂は少し広くなっていて、皆さん敷物の上で持ってきたご飯を食べたりしています。昔は夏場もロープウエェイで山頂に来れたのですが、今は営業していません。帰りの下りも体力を消耗するので、ここでしっかり休憩しておくと良いでしょう。

平和の滝コースの入口です

手稲山平和の滝入口

平和の滝コースはここから始まります。

駐車場もあるのですが、人気の山なので土日祝日はすぐに満車になります。

バスで来ると「平和の滝入口」というバス停で降りるのですが、そこからここまでは結構長い距離の登りが続きますので、バス停から登山が始まると思っていた方が良さそうです。

コース途中に布敷の滝が見えます

布敷の滝

平和の滝コースはしばらく沢と並行した林道歩きが続きます、そして途中で「布敷の滝」が見えてきて、このあたりまでは本当に緩やかに登る優しい登山コースなのです。

沢を渡るところにベンチがあります

手稲山ベンチ

途中沢を渡るところにベンチがあり、ここで休憩するのがペース配分を考えても良いと思います。水の音が涼しげで木陰もあるのでこの後に続くガレ場に備えて少しゆっくりと休憩しておくと良いと思います。

ベンチを過ぎると急登になります

手稲山ガレ場手前の登り

ベンチのあるあたりを過ぎると一気に勾配が急になります。ここも急がず自分のペースで落ち着いて登ります。

そうしてしばらくすると例のガレ場に到着します、ここからはしっかりと手足を使って安全に確保しながら登っていきます、どこがコースだかわかりにくいのですが、岩に矢印がマーキングされているところがコースになっていて、そこから外れてしまうと気がつけばコース外に出ちゃいます、十分に気をつけて登ります。

手稲山山頂には藻岩山みたいに休憩所や自動販売機があるわけでもないので、登りと下りで必要な水分と食事は用意して登る必要があります。本当に水分は大事で、しかも北海道では沢の水は飲めないというのが常識なので、水分はちゃんと自前で用意しておく必要があります。

僕はやさしくてハイキング感覚で登れる山が好きなので、手稲山の平和の滝コースは正直あまり得意ではありません。逆に言うと札幌市内でお腹いっぱい登山感を楽しみたい人には良いコースだと思います。

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