6月の海辺を歩いてく。

こんにちは。

もう6月ですね、二十四節気でいえばもうすぐ「芒種」のころです。

芒種はぼくたちの食をしっかりと支えてくれる稲や麦の種を蒔く頃といわれています。

きっと皆さんの中にも、新しい暮らしに少し慣れてさらに歩み出す方や、「もうそろそろ旅行にでも行きたいよね」なんて考えている方もいるかもしれません。

そういったこともきっと、それぞれの種を蒔く6月なのでしょうね。

ぼくはといえば、日々せわしなく過ぎていくけど、近場で良いから自分の好きな場所に行ってその場所の風や匂いや情景を感じていたいなと思っていて。

それが自分にとって種を蒔く事なのかどうかなんて、全然わからないけれど。

海を見に行きたい

ところで、この6月になる頃は、なぜだか海を見に行きたくなるのです。

まだ海水浴も始まっていない静かな海で、べつに海に入るわけでも砂浜を歩くわけでもないけれど、遠くから波が行ったり来たりするのを、海や空のいろが夏に近づいて来ているのを見たくなるのです。

もうずいぶん前から毎年6月になるとそんなふうに思っています。

自分の勝手なイメージでは6月はよく雨が降ったり急に寒い日がある印象で、そんな中でも晴れた日があると帽子を被って海を見に行きたくなる。

ほんとうは5月のおわりだったけれど、この日はそう思って海を見に行ってきた。

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6月のいろ

海も空も6月の色

季節には色があるように思う。

そして海や空の色も季節によって結構違うと思っている。

冬や春はどんよりと重い色、そして徐々に色が明るくなっていって、6月くらいになると夏の色っぽい感じがしてくる。

それは、うすくて少しみどり色っぽくて、うまく説明できないけれどそんな感じ。

空の色もおなじようにそんな感じで6月の色なのです。

ざざあ、ざざあ

今日の波はそれほど高くなくて、気温も20度くらいでちょうど良い。

立ち止まっていれば海風で少し肌寒くも感じるけど、歩いていれば少し暖かくなって、日差しがあればポカポカしてくる。そして、ざざあざざあと波の音が心地よい。

そんなふうに歩いていたら猫を見かけた。

最初はもちろん警戒されたけど、ちゃんと挨拶をする。

「こんにちは、海辺で暮らしているのですね、毛並みが綺麗で手入れも行き届いていますね、ちゃんと生活していて偉いですね」と、小さな声で話しかけて、おどろかせないようにも心がける。

猫とディスタンス

そして近づき過ぎないようにして、ぼくの持っている望遠レンズで撮らせてもらった。

この望遠レンズというのは以前も紹介したことがあって、ジャンクコーナーで2千円もしないで買った数十年前のオールドレンズなのですが、それで撮ってみた。

ピントはオートフォーカスじゃないから手でクルクル回して合わせないといけない。

けれど、海辺で横になって西日を浴びる黒っぽい猫にはピントが合ったはずだと思う、たぶん。

鳥や動物の足跡やシロツメクサ

海の近くに行くと色々なものが見られる。

いっぱい写真も撮った、飛んでる鳥を撮るのは難しけれど、それはそれで楽しい。

そんなふうにして撮った写真から、ぼくが感じる6月の色が少しでも伝わったら嬉しいなと思う。

お気に入りの音楽をたずさえて

海ならどこだって良くて、手段も車でも電車でもバスでもいい。

ただ、そこにお気に入りの音楽があると尚さら嬉しい。

この日は、Taylor Swiftのアルバム「folklore」を聴きながら海へ行った。


ぼくはカントリーの雰囲気があるテイラーの作品が好きで、その感じを思い出すような落ち着いた作品です。

いま居るところから少しずつ前へ進んでいくようにも感じられ、それが具体的に何かと問われればよくわからないのだけれど、とにかく聴いていて心地が良くて、とても好きな作品です。

ぼくは多分この作品を今後もずっと聴き続けると思う。

6月は急に寒くなる日もあって体調も気分もころころ変わりそうだけど、まあそれはそれでいいかとも思う。

けれど風邪はひかないようにとか、お腹を出して寝ない様にとか、基本的なことは気をつけようと思っています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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