伏籠川が創成川や発寒川と合流して、川幅が広くなっているこの辺りの風景が好きです。
広くてゆっくりとした流れを見ていると、なんだか気持ちが落ち着いてきます。
どんな季節や時間でも好きな場所ですが、夕方の時間も以前から気になっていて、いつかちゃんと撮ってみたいと思っていました。
今回は事前にストリートビューで辺りの雰囲気を細かく見て、さらには「日の出日の入り」というスマホアプリで夕陽がどの方向へ落ちるのかを確認して臨んだという入念ぶり。
この二つの組み合わせで、どんな風に夕陽が落ちるかってのはある程度想像が付くのですが、それはまさに「想像が付く」ってだけの話で、実際は自分の足で見て歩いて写真を撮ってみると、思っていた通りになんて全然行かないのです。
それが面白いというもあって、こうして自分の足で来て良かったと思えるのです。
そう考えると別にストリートビューなんて見る必要もないのかも知れませんが。
けれど、ついつい見ちゃうんです。
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水管橋の所に落ちていく夕陽

右に方に半分ほど写っている橋は「伏籠川水管橋」で、以前の記事でも頑張って撮ったことを書いています。
あの時は、本当に寒かったです。
3月の夜かつ川の上というロケーション、これは普通に考えても寒く無いはずはありませんが、たいへん寒いのだということを身を持って学びました。
今回、夕方のここへ実際に足を運んでみると、思っていた以上にとても綺麗な場所でした。
辺りが夕焼けの橙色に染まっていくのを見ていると「ここへ来てよかったな」と本当に思え、バスや車の中から一瞬見るだけの風景とは全然違うなという印象でした。
橋の上を歩きながら、いろいろな角度から刻々と移りゆく夕方の時間を堪能しました。
もちろん写真も沢山撮ってきました。撮影した写真と共にまだ続きますので、このあともよかったらご覧ください。
木々や川面を照らします。

いちにちの終わりのキラキラとした時間
夕陽は強く照り付け、河原の木々や川面を照らしていて、辺りはこの時間帯特有の雰囲気に包まれています。
特に川面に映る夕方の橙色はとても綺麗で、ゆっくりと流れる川にキラキラ反射して映る様子は大変綺麗で、いつまでも見ていられます。
茨戸中央橋の上から見る夕陽

今日はここから撮りたいと決めていました。
わりといつも当てずっぽうで、たまたま気になった場所で写真を撮っていることが多いのですが、今日はめずらしくこの場所からこの時間に撮りたいと思っていました。
この辺りはいろいろな道が集まる場所でもあるので、バスや車の中からこの辺りの風景を見た事があるって方も居ると思います。
もしそれがこんな夕方の時間であれば「とっても綺麗!」なんて思った事があるかも知れません。
実はぼくもそのひとりで、いつかここを通り過ぎるだけじゃなく自分の足で歩いて夕方をゆっくり見ていたいなと思っていました。
そうして実際に自分の目でこの時間をゆっくり見てみると、思っていた通り、いやいや、予想よりずっと綺麗でしたよ。
もうすぐ陽が落ちます

もうすぐ陽が暮れます。
実はこの日の天気は終日曇りの予報だったのですが、他の日だと都合が悪かったので「曇りでもいっか!」と思って来ていました。
実際頭上の空はどんよりと重たい雲で覆われていましたが、ちょうど陽が落ちる方角の雲だけがこんな風に開けていて、綺麗な夕方をみる事ができました。
瞬きをするたびに変わっていく

刻々と色も明るさも変わっていきます。
茨戸中央橋のたもとにはバス停があって、夕陽と大きな川を背景にしてこのバス停をうまく撮れたら良いのだけど。
今回一番撮りたかったのはその雰囲気でした。
けれど陽が落ちる角度と大きな川の方角は思っていたよりだいぶずれていて、思い描いていたように撮ることはできませんでしたが、それはそれで十分に雰囲気のあるバス停が撮れたんじゃ無いかなと思います。
6月くらいの夕陽なら川の方に少し近いはずなので、来年また試す事ができればいいなあと、そんなふうに楽しみを撮っておくのもいいですよね。
それにしてもこの時間帯はあっという間に辺りの色も明るさも変わっていき、もうすぐ夜になるのだというのがよくわかります。
夕暮れの短い時間はおしまい

夜のはじまりです。
あっという間に夕方の橙色はなくなり、辺りは夜の色に包まれました。
向こう岸の交差点では信号機や街灯の明かりが見えてきて、それらが道標となって照らす時間になったのがわかります。
今日はここまで。
いつかまた撮りに来たいなあと思うし、秋の夕方とか朝の風景とか、まだまだ見たい風景が沢山あります。
最後までご覧いただきありがとうございました。