あのポテチはもう食べられないのだろうか。
前の記事で赤井川の冷水峠には売店があった話を少しだけ書きました。
トンネルができるずっと前の冷水峠には売店がありました。
その近くでは冷たい湧き水が出る蛇口かポンプみたいなのがあって、
「冷水峠」という名の通り冷たい水を肌で感じることができたのです。
これは僕の記憶だと今から15年くらい前のことです。
スポンサーリンク
今回の話はその売店から始まります。
実はその売店には他のどのお店でも見たことのないポテトチップスが売られていて、
パッケージは「赤井川村」のオリジナルであることがひとめでわかるものでした。
そのめずらしいポテチに購買意欲がそそられて2つも買ってしまいました。
食べてみると素朴なうすしお味でとても美味しく「この村に来たら次もまた買いに来よう」と心に決めたことを覚えています。
でもそのポテトチップの記憶はここまでしかありません。
再訪すると売店はなくなってた

ぼくが次に冷水峠に来たのはその何年後だったのかははっきり覚えていません。
ただ、カルデラの風景を見たい気持ちと赤井川村の自然を感じたい気持ちと、なにより「あのポテチ」をまた買って食べたい!
そんな気持ちで冷水峠を再訪したことは確かです。
ところが冷水峠には「あのポテチ」が売っていた売店は無くなっていて、売店の前にあった冷たい水がでる蛇口だったかポンプだったかもなくなっていたんです。。
そのとき「あのポテチ」はもしかするともう食べられないのかもしれないと思いましたが、売店は移転しただけかもしれないし他のお店でも売っているかもしれないと前向きに捉えていました。
でもその後「あのポテチ」はどこにも売っていませんでした

ポテチのことにそんなに思い入れが?と思われるかもしれません。
けれど「あのポテチ」はなぜだか僕の記憶に強烈に残っていて、もう一度「あのポテチ」を赤井川で買って食べたいと思えば思うほどその熱は膨らんでいき、実際赤井川へ行く事がある時は村内のお店や余市なんかの周辺の町の売店でも探していたのですが、残念ながら「あのポテチ」を見かけることはありませんでした。
もちろんネットでも探しました。
けれどめぼしい情報はまるで出てきませんでした。大げさに感じるかもしれないけれど、それくらいまでしてもどうしてももういちど食べたかったんです。
といってもここ数年は「あのポテチ」もう食べられないのかなと思うばかりで、ネットで検索することもしなくなっていました。
では何故ここに「あのポテチ」の写真があるのか?

それは去年のことでした
ぼくはニセコの山へ登山で行く途中、道の駅赤井川へ立ち寄ったのですが、なんとそこで「あのポテチ」を見たのです。
視線にそれが入った瞬間に僕が10年以上探していたものだとすぐにわかりました。
ぼくはあまりの驚きと嬉しさで道の駅のレジの方に「こここ、これ、ずっと売られてたんですか?どどど、どこで売ってたんですか?道の駅できたのって割と最近ですよね!」という具合に、もし僕がレジの人だったらおそらくドン引きするであろう勢いで質問をしてしまいました。。。
ああ、やってもうた。。。いまのぼくは絶対怪しいやつだ。。。
嬉しい事にその方もこの商品に詳しかったのです
いったん落ち着いてから、まずぼくが「このポテチ」を14年ほど前に冷水峠にあった売店で買って以来ずっと探していた事を伝えました。するとその方はああなるほど確かにこれ美味しいですよねと納得してくださり、冷水峠の売店以外だと村内の温泉施設でも販売され続けていたこと、そして道の駅ができてからは道の駅でも販売するようになったことを教えてくれました。
「あのポテチ」の写真があるのは道の駅で再会したおかげです
この日は「なんて嬉しい日だろう」と思ったことをはっきり覚えています。
冷水峠の売店がなくなっていたり冷たい水も出なかったりすることはとても残念なのですが、その記憶はぼくだけじゃなくて他の誰かの記憶にもちゃんとあって、それに「あのポテチ」も実はずっと作られて販売されていたなんて本当に嬉しかったのです。
本当に嬉しい!!
嬉しくて写真に収めたのでここに「あのポテチ」の写真があるわけです。ちなみに嬉しすぎて手ブレして一番上の写真はブレてます。それくらい嬉しかったです。
そして今年、赤井川道の駅を再訪

今年赤井川の道の駅に立ち寄って見ると、「あのポテチ」のパッケージが変わっていました!
さっそく購入してうきうきな気分になり、その勢いで外にある売店でコロッケも買ってしまいました。
ビニール袋に描かれたご当地キャラ「あかりん」の袋越しにポテチが見えてますー!
じゃーん!これが新しくなったパッケージです!

もういろいろな嬉しさでいっぱいです。
ぼくがずっと探していた「あのポテチ」を昨年再び食べられたこと、そしてその時までパッケージが変わらずにいてくれたこと(多分)、そして今年「あのポテチ」がパッケージ一新して販売し続けられていること。
そんな大げさなと思われるかもしれません。
もしそう言われたなら、赤井川村のポテチは美味しいんですよ!
ぼくは自信をもってそう答えるでしょう。
ぼくの知る限り15年も販売され続けているポテチなんですよ!おいしいに決まっているじゃないですか!と。
やっぱりポテチはうす塩味ですよねー

ポテチっていろいろなメーカーから出てますけど、うすしお味がポテトの風味を感じられて一番好きです。
商品名「カルデラの里 ポテトチップス」

新しいパッケージも以前のパッケージのように赤井川のポテチであることがひとめでわかるもので、とても安心しました。
それにご当地キャラの「あかりん」もプリントされていて、ご当地モノが好きな人ならきっと気に入ってくれるポテチだと思います。
また赤井川村へこのポテチを買いに行こう

ぼくが10年以上「あのポテチ」と呼んでいたものはいま、道の駅で買える「このポテチ」と呼ぶようになりましたとさ。
めでたしめでたし