豊平川の花火を遠くから眺める

2022年7月29日の金曜日、
この日は夜になってから豊平川で花火が打ち上がりました。

3年ぶりに開催された「2022道新・ＵＨＢ花火大会」です。

北海道の短い夏の中で札幌の風物詩となっているイベントですが、ご存知の通りここ2年ほどは開催されておらず、今回は3年ぶりの開催となりました。

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この夜、多くの人が会場へ観にいくのだろうというのは予想が付いていましたし、ぼくは人が沢山集まる場所がもともと得意ではなく、かと言って近場の穴場スポットというのも人手を避けて観覧したい人でそれなりに集まっているのでは無いか。

おおむねそんな状況ではないだろうか、と思っていました。

ですので、「こんなところからでも見えるかな？」という結構離れた場所を探して、花火は小さくてもいいから、3年ぶりの豊平川の花火をぼくなりに楽しんでみることにしました。

「そういうのも良いよね」なんて思ってこの記事を読んでくださればとても嬉しいなと思います。

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丘珠空港北側にある、きたかぜ広場

風の心地よい場所から観る花火

今回ぼくが選んだ場所は丘珠空港の北側に位置する「きたかぜ公園」。

この辺りは空港が隣接しているため、とても開けた場所で遠くまで見渡すこともできます、また小高い丘もあり、そこからなら豊平川の花火が見られるのでは無いかと考えたわけです。

それに「きたかぜ広場」という名にふさわしく、この辺りは風の通り道になっていて、夏の夜でも涼しく観覧できるかなと期待して訪れてみました。

当然角度や遠くに見えるビルの位置なので、花火が全く見えない可能性もあるわけですが、まあそれはそれで予想が外れてしまったと笑いながら花火の音だけでも楽しめばいいかなと思っていました。

きたかぜ広場を少し紹介

きたかぜ広場は「丘珠空港緑地（北西地区）」の中にある一角で、遊具があったり、ランニングやウォーキングもできるように道が整えられています。

ぼくが訪れた時間帯の夜でも明かりが灯っていて、全く足元が見えないということはなく、安心でした。

遊具のある所からはこんなふうに空港の滑走路が見えます。

あまり夜に来たことが無かったのですが、滑走路の灯りがとても綺麗です。

飛行機が離着陸する際の目印になるライトなのだと思いますが、綺麗に整列する灯には美しささえ感じられます。

この辺りから観ることにした

一番小高くて角度的に花火が見えそうなのはこの辺りかな、と思って打ち上げの時間まで10分ほど待ってみた。

すると、遠くから「どーん」という音が聞こえて来ます、ビルの影になっているのか花火自体が見えなかったので、少し左右にずれたりしているうちに花火が見える場所がわかりました。

はるか遠くの花火が見えてから30秒ほど経つと、「どーん」という音が遅れて聞こえて来て、ずいぶんと遠くから見ているのがわかります。

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少しだけ計算してみましょうか。

せっかくなので、簡単に計算してみましょうか。

まず音速は秒速約340mで光はほぼリアルタイムだとして、ぼくが花火を見た30秒後に音が聞こえて来たとすれば「340m×30秒=10,200m」で、約10.2km先の花火を見ていることになります。

実際に地図で測ってみると10km弱の距離だったので、大体合ってそうですね。

こういうのって教科書やテストの問題だと正直萎えますが（笑）、、。

でももし、

誰かと一緒だったとして「ねえ、遠い向こうの花火ってどれくらい離れてるのかな」なんて話題から、「じゃあ、計算してみよっか！」「え、わかるの？」「中学生の時に習ったじゃん」「えー、忘れてるよ、教えて！」なんて感じで遠い花火のことを一緒に考えたり、一人でも遠い花火のことを想って計算したりすると、遠い花火も少し身近に感じられるかもしれませんね。

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今回の記事では、そんな10kmも離れた場所から見える花火を写真に撮ってみました。

何枚か続けて載せていきますので、もしよかったらご覧ください。

しばらく見ているうちに花火は終わり、打ち上がったあとの煙がもわもわと残っていました。

はじめのうちは、「こんな遠くから観る花火も良いものだな」なんて思っていましたが、気が付くと夢中で最後まで見ていました。笑

ちなみに上に載せた花火の写真は中望遠レンズで撮影したあと更にトリミングしているのでそれなりの大きさに見えますが、実際にはもっともっと小さく見えていました。

そして帰り際にも滑走路をパチリ。

やっぱり綺麗ですね。

ぼくが花火を見ていた、小高くなっている丘は下から見上げるとこんな感じです。

きたかぜ広場の丘は登るのが大変という場所でもなく、緩やかな坂を歩いているうちに気が付くと小高い丘に着いているという感じです。

今回はビルの合間から運良く遠く小さな花火を観ることができましたが、もしかするとその年によって打ち上げ場所が変わったりすると、ビルの陰になって見えなくなってしまうかもしれませんね。

公園には駐車場がありますが夜になると閉鎖されるため使うことは出来ません、お近くに住んでいて歩いて来てみるとかだったら良い場所かなと思います。

ちなみに地下鉄東豊線栄町駅からなら徒歩で30分くらいの場所です、ウォーキングがてら歩いて行ってみるのも良いかもしれませんね。

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今日は遠くから観る豊平川の3年ぶりの花火について書きました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。