ある休みの日、鳥のたくさん集まるらしい「東屯田川遊水池」へ行った時のことです。
鳥も撮れるかもしれないと思い、普段あまり使うことのない望遠レンズを持って公園内を歩いていました。
すると公園の奥に橋がありました。
なんだか不思議。
ふつう橋には名前が書いてありますが、この橋にはそれがなく橋の名前がわからないのです。
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不思議な橋を見つけました
古いけれど綺麗な橋で、なんとなく人の気配が全然なくて少し不思議な場所です。
なんだろうなあと思うと気になって仕方がありません。
とりあえず歩いてみることにしました。
綺麗なアーチを描いている橋

橋の向こうにはどんな街があるかなって
綺麗なアーチで向こう側が見えないので、向こう側の景色を想像してしまいます。
そして向こう側はどこに繋がっているのかな。と思いながら歩いて渡ってみました。
橋の向こう側は

アーチのピーク手前で気がつきました
向こう側が鬱蒼とした草むらで、道が繋がっていないってことに。。。
最初に感じた人の気配がないってのはそういうことだったんですね。
繋がってなければ歩いて渡る人も居ないはずです。。
でも向こう側の河川敷なら歩けるのかなあ。
それにしても橋の向こうが直線で繋がっていないのはなんとも不思議です。
橋の上からの景色

鉄塔が見えます
この橋は発寒川に掛かっていて、その川はなだらかな広い川です。
河川敷は緑で鬱蒼として、この橋に来る人ってどれくらいいるのかなあ。って思います。
けれど雰囲気も眺めも良いので、不思議と居心地は良いです。
穏やかな川面と風景

川面はしんとしています
流れが激しいこともなく、しんとしていてまるで沼みたいです。
そのせいか堤防はそれほど高く感じず、緑の風景もあいまって、とても穏やかな場所です。
なんか良い場所を見つけたなあ。と思ったのですが、人気がまるでないので夕暮れ近くなったらちょっと心細いかもしれませんね。
地図には「発寒6号橋」と書いてます

ちゃんと名前があるようです
そしてもうひとつ、地図を見ていて大きなことに気がつきました。
この橋とその手前の東屯田川遊水池の一部分は石狩市だということに。
てっきりこの橋の中心あたりが市境かと思っていたのですが、古い地図では発寒川がうんと蛇行していて、おそらくそれをもとに市境が作られているのでしょう。
だからこの川も少し上流や下流で石狩市になったり札幌市になったりしています。
こういうのは歴史を感じるので結構好きです。
河川敷は綺麗な歩道が続いています

橋を降りて札幌側の河川敷をあるいてみます
雑草は綺麗に刈られていて、ちゃんと手入れがされています。
自転車に乗ったら気持ち良いだろうなあ。って思いながら少し歩いてみました。
少し遠くから望遠で撮ってみた

橋の左側が鬱蒼としています
こんな感じで、橋の向こう側は草むらです。
それにしても遠くから見ても、この橋はなんとも静かな感じです。
発寒川の風景

広くて穏やかな川
ぼくの好きな川の風景です。
こうやってみると少し蛇行しているように見えますが、地図でみるとわずかにカーブしているだけで、元の河川あとと思われる市境はもっともっと大きく蛇行しています。
遊水池の方をみてみますと

トビでしょうか
鳥の名前に詳しくないうえに、ピントが合わせられなかったので、ますますよくわかりません。
けれど結構大きな鳥で、しばらくみていると飛び立って行ったのですが、その姿は大きくて優雅な感じでした。
河川近くを歩くとたのしい
今回はたまたま静かに佇む橋を見つけたり、市境がうねうね蛇行していることに気がついたりしましたが、河川には歴史があることが多いので、河川を中心に街をみてあるくとわりと楽しくあるけそうだなあ。と思えました。
もしかすると
向こう側が道で繋がっていないことや、橋の名前が書いていないことは、札幌市と石狩市の市境になっていることと関係があるのかなあ。とも思いましたが、とくにそれを証明するものもないので、なんとも言えません。
でもあれこれ想像を膨らませられる、こういった場所はとても楽しいのです。