音楽の聞き方にも次世代がやってきました。
レコード→CD→DL配信と、音楽(データ)を所有して音楽を聴くというライフスタイルは時代とともに変化を遂げて来ました。
ぼくもそんな流れに乗ってきましたが、ここ数年「ストリーミング」という言葉をよく聞くようになりました。
その仕組みは、音楽ストリーミングサービスに登録し、ネット回線を使いPCやスマホからサーバへアクセスし音楽を聞くというものです。
もう、モノもデータも所有しないのです。
スポンサーリンク
時代は音楽ストリーミングへ
最初はこれがどういうことか理解できませんでしたが、実際に使ってみると便利なものです。実際ぼくも最近はSpotifyを使っています。
そこであえて選択する、「図書館でCDを借りる」こと

ぼくなりの音楽ライフを紹介します。
それは、
図書館でCDを借りて家で聴き、
もし気に入った音楽があればショップでCDを買う。
という方法です。
これはぼくが昔からやってた方法で、モノもデータも持たないこれからの時代でも使えるのではないかなと思っています。
図書館で借りるこの方法であれば、借りている間は「モノ」として手元に存在しますが、返却日がくれば手元から無くなりますから、家の棚があっという間にCDで埋まってしまうということもありません。
そうそう、そしてもうひとつ音楽を聴くときに大切なことがあります。
音楽の選び方について。

そう、何を聴けばよいのかってことです
僕が10代の頃はCDショップに行きさえすれば「バイヤーお勧め!」とか、音楽雑誌などでもポップなものからマニアックなものまで、音楽に詳しいライターさんが聴くべき音楽を教えてくれてた気がしますし、学校の先輩とかがお勧めしてくれる今まで聞いたことも無い音楽なんてのもありました。
こういったことはWebへと変わった今でも、同じように音楽を選ぶ手段としては受け継がれていると思います。
けれど、今の時代は選ぶことのできる分母にあたる情報量がとてつもなく多く、またそれを紹介するWebもたくさんあり、その情報の海のような中から自分のお気に入りにたどり着くことはなかなか難しいなあと思っていました。
けれど、ストリーミングサービスの場合は別です。
多くのストリーミングサービスでは自分にぴったりの音楽をお勧めしてくれ、また状況に合わせて音楽をチョイスしてくれたりたりします。いわゆるプレイリストといわれる概念です。
これは便利だなあと思ってストリーミング音楽を利用しています。
でも、「バイヤーお勧め!」とか学校の先輩的なオススメって結構良かったんだよなあと感じてしまうのは、それが懐古的だとひと口に言ってしまって良いものでしょうか。
そこでぼくが利用するのは、石狩市民図書館です

選び抜かれた中から選択する楽しみ
そもそも、大きめの図書館にはCDを置いているところは結構あります。ぼくがよく利用する「石狩市民図書館」もそのひとつです。
そしてCDを借りるのに「石狩市民図書館」を利用するのは、
CDのラインナップが、
選び抜かれている気がするから。
置いているCDのラインナップが良いのです。
とにかく片っ端から借りて行けば、きっとお気に入りの音楽に出会えそうな気がしますし、ここのCDを選定している方は本当に音楽が好きなんだなあと思わずにいられないのです。
結構マニアックな選定

ジャニスジョプリン、ジョイディヴィジョン
ぼくの記憶によれば、石狩図書館のCDコーナーのサ行「シ」の所はこんなラインナップ。
音楽好きな人なら、もしかするとこれだけで「ほほう」と思われるかも知れません。
ほかにも僕の好きな「マイブラッディヴァレンタイン」や「ザ・スミス」もあったと記憶しています。
音楽の教科書みたいな棚から、有り難く借りています

司書さんの中に音楽に詳しい方が居て選んでいるのでしょうか。
CDの棚自体はたくさんあるという訳ではないのですが、その中には選びに選ばれた「名盤」と言われるものがギュッと収められている気がするのです。
特に得意じゃないジャンルは重宝しています。ジャズは自分では全然聴いてこなかったので、CD棚から借りて自分にあったものを探して聴いている時は本当に楽しくて仕方ありません。
本当に有り難く利用させていただいています。
この方法の良さはCDプレイヤーがあれば誰にでもできるってこと
PCやスマホに馴染みの無い人にとっては音楽ストリーミングを利用する機会は少ないと思います。けれどこの方法ならCDプレイヤーさえ持っていれば誰でもできるってのが良いところだと思っています。
しかもCDだから、圧縮された音源と違って高音質で嬉しい。(ハイレゾ音源とかは別格ですけどね)
どんなに音楽ストリーミングが便利で次世代の聴き方だとしても、いつかそれが誰にでも使えるようになって初めて「完成」に近い状態になるのだと思います。
それまでは、「図書館でCDを借りる」のも良いのではないでしょうか。