遊水池と12月の朝

ここはよく来るお気に入りの場所

さっぽろの端のほうにあって、もともとは川が蛇行していたせいだと思うのだけど、札幌市と石狩市の境界がうねうねしているところ。

早朝の頃には来た事がなかったのもあって、今日はここで朝の風景を見る事にした。

朝露の中で

12月も中旬になろうかという頃なのに、この日は霜も降りておらず、まだ暗い誰もいない朝露の中をゆっくり歩きます。

歩いてもしゃりしゃりした霜の音が聞こえないのは少し残念ですが、動物や鳥たちもたくさんいるであろうここでは、みんなをおどろかせないように身を潜めて散歩するにはもしかしたらちょうど良いかもしれません。

とはいえ、12月の中旬が寒いことに変わりはなく、木々や川や池の自然に囲まれたこの辺りに入ると、いっそう寒さが増します。

だからちゃんと手袋もマフラーもしてきたし、冬用の暖かい靴も履いてきた。

まだ薄暗い、日の出すこし前の時刻、首からカメラをぶら下げて静かに静かに歩き出します。

ぼくは一番乗りでここへ来たと思っていました。

スポンサーリンク

12月の朝と西の空

軽快な足音が聞こえました

このあたりに入ってすぐ、何かの足音に気がつきました。

振り向くときつねくんがこっちを向いています。

思わず目を合わせたら、こっちへ近づいてきて、ぼくが知らんぷりをして先を進んでもなぜだか後からついてきます。

「君もぼくも別の朝がはじまるね、今日も良い1日になると良いね、頑張ろうね」と遠くから言って別れを告げます。

きつねくんと別れたあと、6号橋の上から西の空を撮ってみた。

早朝の西の空はこんな色をしているんだなー、川面に映り込む空や雲もきれいです。

時刻はちょうど日の出の頃になりました。

送電線と鉄塔の朝

いつか撮って見たい写真構図のひとつに、「鉄塔と星空」があります。

大きな人工物と果てしない自然のものを一緒に撮ると綺麗なのではと前から思っているのですが、いまだ実現できずにいます。

いまは星空を撮るにはもう寒すぎる季節かもしれませんね。

でももしかしたら星空の夜よりも、いまの早朝の方が寒いかもしれないな、なんて思いながら鉄塔を見上げるとなかなか綺麗な景色だったので、ここでも一枚撮りました。

向こう岸の白樺並木

このアングルは今でも何度も撮ったことがありますが、今日は薄明かりの早朝。

全体的にまだ暗い中でも、白樺の白い幹は明るくてよく見えます。

朝露をクローズアップしてみた。

今朝はこんな感じ。

今度は霜も綺麗に撮ってみたいな。

東の空が少し明るくなってきた。

雲でかくれてはいるけど、朝焼けの色が見えてきました。

なんていう植物かわからないけど、ここでも一枚カシャ。

枝には綿っぽいのがついていて、なんだか暖かそう。

一日のはじまり

東の空は橙いろに染まり始めて、太陽も顔を出してきました。

今日の朝散歩はこれでおしまい。

そう思ってこの辺りを立ち去ろうとしたとき、さっきのきつねくんとまた目が合いました。

その後さっと駆け足で草むらへ向かったきつねくんは朝を始めるようです。

今日も新しい一日の始まりです。

他にも、朝焼けや日の出や朝陽のことを書いた記事は「朝陽や日の出」というタグでまとめてあります。もしよかったらこちらもご覧ください。

スポンサーリンク

*この記事のシェアはこちらから