REARMASTER後付けステアリングリモコンにスイッチ追加

REARMASTER ステアリング 学習 リモコンにトグルスイッチを付けた

去年家にいる時間が長かった時に、自分が乗っている車に後付けのステアリングリモコンを付けました。

ステアリングリモコンと言っても純正タイプのようなステアリング内側に組み込むタイプではなく、ステアリング根本のワイパーレバーの辺りにテープで付けるタイプです。

簡易的な後付けステアリングリモコンですが、色々調べてみると自分が使っているナビでも機能してくれそうだったので、Amazonで購入して自分で取り付けて使っていました。

使ってみるとこれが大変便利で、停車中に操作するにしてもナビの画面を触らずに手元で音量調整やNext/Prevで曲のスキップが出来るのはとてもありがたかったのです。

手を伸ばすか手元で操作するか、たったこれだけのわずかな違いですが、使う側にとっては大きく違うものでした。

生活が便利になる等の意味で「QOLが上がる」なんて言い方がありますが、まさにこの製品はそういったものだと思っています。


割り当て可能なボタンが5個しか無い問題。

ただ、このリモコンにはボタンが5個しかなく、音量Up/Down、Next/Prev、SRC(入力切り替え)に割り当てるとそれでおしまい。ナビの拡大/縮小や現在地も割り当てたいのになーとずっと思っていました。

そんなある時、この商品のAmazonレビューを見ていると、このリモコンにDIYでトグルスイッチを付けて、切り替えでの10ボタン機能化をされている方がいました。

どのトグルスイッチをどうやって付けるのか、配線はどうなっているのか、そもそも自分のナビでも同じことができるのか等々。。正直よく分からないことだらけなのですが、「失敗してもいいからやってみたら良いか」と思い、自分でトライしてみることにしました。

今日はそんなお話です。

万人うけする話題ではないと思いますが、自分の作業備忘録的な意味と、もしかすると誰かの役に立つかなと思い、自分がやった方法と手順を記事にしておくことにしました。

もしかするとぼくの手順や方法は間違っているかも知れないので、「こうやっている人もいるのか」という、あくまで情報のひとつとして活用いただければと思います。DIYは自己責任でよろしくおねがいします。

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トグルスイッチを買う。

トグルスイッチ探し。

仕事帰りに札幌駅前の量販店に寄ってみましたがトグルスイッチは見当たらず、普段電子工作的なことはしない僕にとっては「トグルスイッチってどこに売ってるものなの?」という疑問から始まりました。

次の休みにビバホームに行く用事があったのでついでに探してみましたが、大きめのトグルスイッチしかありませんでした。

「やはり、あのお店へ行くべきか?」と思ったのが梅澤無線。

前に仕事の部材で困った時も来たっけとか、狸小路に来るの久しぶりだなとか思いつつ店内を探してみると良さそうなのがありました。

買ったのは「単極双投」の小型タイプのトグルスイッチ。

この大きさならステアリングリモコンの内部に取り付けられそう。

他に用意したもの

ダイソーのはんだごて

トグルスイッチに配線を付ける際はハンダで固定する事になりそうなので、ダイソーでハンダごてと、ハンダを買いました。

とりあえず安く済ませたかったのでダイソーで買いました。ダイソーのハンダごてで大丈夫かなという不安もありますが、、、でもPSEマーク付きで500円だなんて、ハンダごてってこんなにお安く買えるものなんですね。

そういやハンダごて使うの中学生以来だけど、大丈夫かな。。

あとは0.5スケアのケーブルをオートバックスで買っておきました。

他に、かしめ用の電工ペンチとギボシ端子が必要でしたがこれらは自宅ストックのものを使いました。

作業前に現状を把握しておく。

いままで使っていた、標準の配線接続はこうなっています。

ぼくが使っているKENWOODナビ裏側には純正ステアリングリモコンへ接続するための端子があって、そこにAmazonで買った「KNA-300EX」というケーブルを接続し、それを後付けステアリングリモコンのケーブルとギボシで接続して使っていました。


KNA-300EXのKEY1にステアリングリモコンのプラス端子を接続し、そしてマイナスのアース同士を接続してあります。

KNA-300EXにはKEY2の配線が余っていますので、ステアリングリモコンにトグルスイッチを付けて増設した配線をこのKEY2と繋げて、5つのボタンで10ボタン機能化するつもりです。

これがステアリングリモコン本体

ボディ素材はプラスチックで見た目も簡素ですが、こう見えて実はシンプルで良い製品だと僕は思っています。

ではさっそくこのリモコンに自己責任のDIYでトグルスイッチを付けて、切り替えでの10ボタン機能化を施していきます。

はじめに、精密ドライバのマイナスで本体をこじ開けます。

隙間が大きそうなところに精密ドライバのマイナスをちょっとずつ差し込んで、ゆっくりこじ開けました。

中身はどんなふうになっているのかな。

内部はとてもシンプル。

基盤には詳しくありませんが、シンプルそうな基盤にプラスとマイナス線がつながっているだけのシンプル構造でした。

これなら自分でも何とかできるかなー。

次に、リモコン背面に穴を開けてトグルスイッチを付けます。

このリモコンのボディーは思ってたより厚みがあったため、前に窓エアコンをDIYで取り付けた時に買ってあった電動ドライバと5.0mmのドリル先で穴を開けました。

それでもこのトグルスイッチはギリギリ入らなかったので、金やすりを使って穴を少し広げておきました。

正直、手動でいちから穴を開けるのは結構大変そうなので、電動ドリルがあればそれを使ってやった方が断然楽だと思います。

REARMASTER ステアリング 学習 リモコンにトグルスイッチを付けた

トグルスイッチはリモコン背面のこの位置に付けました。

リモコン本体のボタンと干渉せず、またリモコン内部の配線も邪魔にならず、かつステアリング根本に付けた際もワイパーや他のスイッチとぶつからないような空間も保ちつつ、という条件で車のステアリング根本に仮付けしたり、操作感を確認したりしつつ、トグルスイッチを付ける場所を決めました。

それで穴を開けてトグルスイッチを付けたのがこの位置です。

そして、配線作業へ取り掛かります。

まず、赤色のプラス線を途中で切断します。

基盤へ繋がる方はトグルスイッチの真ん中へ、ナビ(KNA-300EXのKEY1)へ繋がる方は端の端子へそれぞれ仮付けしておきます。

これが1系統目の配線です。

ちなみに黒のマイナス線はなにもしません。

続けて、2系統目の配線を行います。

オートバックスで買っておいた赤色の0.5スケアのケーブルを適当な長さに切って、片方をトグルスイッチの端に仮付けします。

色を赤色のケーブルにした理由はプラス線として使っているのだというのが、あとで見てもわかるようにするためです。

これでリモコン側の配線仮付けは一旦おしまい。

2系統目の配線のもう一端にギボシを付けます。

上で増やした2系統目の赤色のケーブルのもう一端にギボシ端子を付けて、KNA-300EXのKEY2と接続しました。

ギボシ接続の手順はネット上にいっぱいあるので省きます。

最後に半田付け。

慣れてないってのもあるけど、作業が細か過ぎて半田付けが難しい。

被覆をちょっと溶かしてしまい失敗しましたが、他の線や端子と接触することもなさそうなので、一端本体を元通りにして動作チェックをしてみます。

ナビのステアリングリモコン学習機能で、まずは今までと同じ5ボタン機能を割り当て、その後トグルスイッチを「カチ」っと切り替えて、もう5ボタン分の機能を割り当ててみる。

おー、うまく行った!

トグルスイッチで切り替える工程は増えますが、これで5ボタンしかない後付けステアリングリモコンに10ボタン分の機能を割り当てることができ、念願だったナビの拡大/縮小機能も手元のステアリングリモコンで操作できるようになりました。

とても便利〜。

そしてトグルスイッチを切り替える時の「カチカチ」感が気持ち良くて、無駄にカチカチ切り替えしたくなります。

最後のはんだ付け作業はあまり綺麗に出来なかったので、あとから再度やり直して修正したいと思います。

以上が今回の作業になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が何かのお役にたてば幸いです。また、もしこの記事の配線などに間違っている箇所などがあればメールフォームなどで教えてもらえたら嬉しいです。

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