高富橋から見える冬の知津狩川と、立春の季節のこと

高富橋と知津狩川

高富橋から見える風景が好きで、季節の折々に訪れてしまう。

それは石狩市聚富にある知津狩川(しらつかりがわ)の南端、ちょうど地蔵沢川と合流する辺りにあります。

この周辺の地形はいくつかの海成段丘から成り立つ石狩丘陵で、高富橋はそのうち高岡段丘北端のややくぼんた所にあり、橋の上からは東西方向に平らな田園地帯が続く様子が見える場所になっている。

そしてその周りは段丘の小高い丘に囲まれる、そんな風景です。

夏の間こそゴルフ場のお客さんや裏道として利用すると思われる車の往来がそれなりにあるけれど、冬の交通量はぐっと下がります。

たまに行き交う車のじゃまにならないように高富橋の上から冬の風景を撮ってきました。

この記事の中身

寒波の間の少しだけ暖かな日に、雪に覆われる知津狩川を高富橋から撮影した写真を紹介しながらこの季節のことを書いていきます。

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立春の頃、寒波の間の暖かな日差し

高富橋
知津狩川

二十四節気で最も寒い頃を過ぎる

石狩では1月12日以降、20日間も日中も氷点下のままの真冬日が続いていた。

二十四節気でいう「小寒(1/5ごろ)」から「大寒(1/21ごろ)」に掛けて、一年の中で寒さが一番厳しくなります。

そしてそれを過ぎれば「立春(2/4ごろ)」となって、暦の上では寒さが和らぐころとされるが、実際には北海道ではまだ極寒の中。

とはいえ、まれにだけれど寒波の隙間に暖かな時間があったりもする。

ちょうどこの日はそんな気候でした。

寒波のあいだの暖かな日差しをうけて

プラス気温を観測したのは石狩では約3週間ぶりのことでした。

暖かな日差しが届く路面はアスファルトの熱で雪が溶けている。

ざくざくの雪を見るのは久しぶりだな。風もほぼなくて穏やかな時間が流れていました。寒い日や大雪の日が続いていたので正直ほっとする。

動物の足跡と水の流れが見える

雪が溶け始めている知津狩川
地蔵沢川

隠しきれない動物たちの動線

キツネくんでしょうか、知津狩川の川面を覆う雪の上に足跡が続いていました。

冬の間はこうして動物の足跡が発見できるので、普段どんな辺りを歩いているのか分かりやすくなっています。

この季節ならではの愉しみのひとつですね。

貯水池から届く水の流れ

そして足跡の下の写真はこの辺りで合流する「地蔵沢川」で、ここから上流の高富貯水池へ続いていて、辺りの水田へ水を届けているのだと思う。

地蔵沢川は高富貯水池の水源のひとつでもあり、きっと貴重な水路になっているはずです。

そんな地蔵沢川では、日差しで雪が溶けた川面に結構な勢いで水が流れているのが見える。

穏やかな日を感じさせる光景だなと思う。

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まだ全部が雪で覆われている

聚富の電柱
2月の雪原

雪原の季節

暖かで穏やかな日だと書きましたが、雪が溶けているのは日差しが届いて熱を帯びている所だけで、それ以外はまだ雪で覆われています。

普通に雪が積もった雪原、そして除雪車による雪の山。

これらが溶けて地面が顔を出すのは、ずっと先の話です。

知津狩川のこと

高富橋から
高富橋

知津狩川

知津狩川は阿蘇岩山のピークからやや南西あたりに源流を持っている。

途中で八の沢川、五の沢川と合流しながら、辺りの水田に水を届けて高富橋の辺りで地蔵沢川と合流しています。

周辺は段丘や田園地域に囲まれているので、知津狩川の姿をしっかり眺められるのはこの辺りだけのような気がする。それに冬の方が草木で隠れていない分、川のかたちはわかりやすい。

ちなみに現在の知津狩川は石狩川の河口付近へ合流していますが、もとは国道231号のあたりから北上して日本海へと通じていました。

これは下流での氾濫をさける河川改修によるものでしたが、元の流路も「旧知津狩川」として残っています。

流路の調べ方

ぼくが河川の流路を調べる時に参考にしているのは、ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が運営しているGeoshapeリポジトリのページです。

石狩川水系を選択すればこの辺りの流路はだいたいここで見ることができて非常に便利だし、レイヤー切り替えで標高図にすることも出来るので、周辺地形との関係性もよくわかる。

世の中のどれくらいの人が川の流路に興味があるかは分からないけど、ぼくの場合は暇ならずっと眺めていられるし、好きな人にはたまらないページだと思う。

もちろん学術や研究、公共工事や自然工学など多岐にわたる目的として非常に有益なのは言うまでもないのですが。

ぼくは空想の補足として

正直なことを言えば、ぼくの場合こういった細かな情報や郷土史の資料は、データベースのように知識として蓄えるというよりも、美しいなと思った場所がどんな成り立ちなのか、その補足として調べることが好きなのです。

そしてその土地の成り立ちなどがわかれば、その頃の風景を勝手に想像してみたりもする。

なので知識はわりとすぐに忘れてしまうことも多いのだけれど、こうしてブログに書いておけば後から見返すことができるなと気がついたのは、わりと最近のことかもしれません。

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冬の終わりも近いかな

知津狩川
雪解け

穏やかな日でした

2月初旬のこの日、アメダスの記録によればこの日朝の気温はマイナス5.4度、そしてそこから徐々に暖かくなり、正午にはプラス3.7度になっていました。

時折雲の隙間から差し込む日差しは暖かく風もわずかに吹く程度で、この季節では穏やかな日だと思う。

そんな春の日を感じさせてくれた高富橋はこの辺りにあります。

いろんなことにも気をつけないと

わざわざこの場所に風景を観にくる人もあまりいないとは思うけれど。

周辺は水田地帯になっているので敷地へ立ち入らないようにしないといけないし、カーブや段丘による起伏があるせいで見渡しは良くないので、往来する車にも十分気をつける必要もあります。

それとこれも忘れてはいけなのが、まだ雪の日も寒い日も続くということで、猛吹雪やホワイトアウトもあるってことです。

下の記事はかなり前に書いた「こんな場所で車がスタックしてしまった」話ですが、高富橋から少し先に進んだ辺りのことでした。

石狩市厚田区

冬の石狩市厚田区望来から聚富へ

2018年2月9日

悪天候は避け、お守りのようなものも必要

言うまでもなく悪天候の日は外出しない方が良いですし、強風の日はちょっとした雪でもあっという間にホワイトアウトが起きたりもするので油断できません。

せめてスコップや脱出ラダーのたぐいは普段から車載しておいた方が良いですが、これがあれば全てが大丈夫な訳でもなくて、あくまで安心材料のひとつとして、お守りのようなものだと考えるのが良いでしょうね。

たとえばスコップとか。


脱出用ラダーとか。


牽引ロープとかも。


今日はまだ寒い日が続くころに一息つくような暖かな日のことを、知津狩川に掛かる高富橋から風景とともに書きました。

まだまだ三寒四温も遠い冬が続きますが、みなさま体調にもお気をつけください。

またどこかで美しい一瞬に巡り会えたら良いなと思います。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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