札幌から洞爺湖ロングラン花火を観に行った、白露の夜

洞爺湖ロングラン花火と駐車場のこと

今年は花火大会を見に行っていないな。

そう思ったものの、いままで毎年花火を見に行く習慣があった訳ではありませんでした。

去年から札幌の豊平川花火大会が再び開催されるようになって、あらためて大きな花火大会の良さに気が付き始めていて、なんとなく観に行きたくなってたのです。

とはいえ去年観た花火大会は下のリンク記事のように遠くから見る花火だった訳で、今年はといえばそもそも日程が合わずここまで花火大会自体を見ることが出来ずにいました。

豊平川の花火と遠くから観る

豊平川の花火を遠くから眺める

2022年8月1日

それでも真駒内やモエレ沼で開催されるような有料の花火大会もある訳ですが、それも予定が合わなかったり指定座席でじっと花火を見続けたい訳ではないという希望もあったりで。

じゃあどんな感じの花火大会がぼくにとって理想なのかといえば、予約も無しにふらっと訪れた場所でドドーンと打ち上がる花火をただぼんやり見て、気が済んだら適当に帰る。

そんな自由気ままで観に行ける花火大会が理想でした。

札幌でいえば豊平川の花火大会がそれにかなり近いです、わりと色々な場所から観られるので、豊平川近くの混雑した場所を避けることも出来ますからね。

でも今年の豊平川花火大会はすでに終わってしまったのです。

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そんな訳で洞爺湖にやってきた。

夜の洞爺湖温泉街へ到着

洞爺湖ロングラン花火を見に行く

そんな訳で「洞爺湖ロングラン花火」を見に行くことにしました。

洞爺湖温泉湖畔でかなり長期間にわたって開催されており、今年2023年は4月28(金)~10/31(火) 毎夜20:45~約20分間で花火を見ることが出来ます。

これなら都合が合わないということもなさそうなので!

札幌から中山峠を通り洞爺湖へ

午前中に車で札幌を出てお昼頃に「とうや水の駅」へ到着しました。

着いた時はひどい雨が降っていて、洞爺湖の周りを散策してみましたが雨足が止む気配もなくただ濡れてしまうばかりだったので、早めに洞爺湖の南側にある温泉街まで移動しました。

明るいうちに駐車場の場所や花火を見る場所をある程度決めておき準備万端。

伊達市へ移動します。

それとぼくはこの日やっておきたいことがあとひとつあって、それが前の記事で書いた「北舟岡駅」で夕暮れを見ることでした。

北舟岡駅と夕暮れの頃

海に近い駅、北舟岡駅と夕暮れの時間。

2023年9月7日

まだ夕方まで時間があるので途中「伊達温泉」で旅の汗を流し、併設の食堂でジンギスカン定食を食べて、のんびりと過ごした。

そして雨も止んで夕方が近づいた頃、海岸へ向かい夕暮れの「北舟岡駅」を観に行ったのです。

豪華客船の見える場所から花火を見ることにした

洞爺湖ロングラン花火を観た場所

再び洞爺湖へ戻ってきました。

北舟岡駅で夕暮れ時の風景を楽しんだ後、再び洞爺湖へ戻ってきました。

さっき一度来て決めておいた場所から花火を眺めることにします。

場所はキラキラにライトアップされた豪華客船みたいなのがこのように見える、洞爺湖万世閣ホテル レイクサイドテラスの前辺りです。


この場所から観ることにした理由。

花火はボートの船上から移動しながら打ち上がるようで、ここからだと初めは左手の湖畔に近い場所から徐々に正面の中島の方へ移動し、最後は遠く右手の湖畔に移動する動きがある程度見えるような気がして、ここから見ることにしました。

写真に写っている豪華客船ですが、あの船に乗って湖上から花火を楽しめるようになっているそうですよ。すごい!

おお!花火が始まった!

気が付くと人がいっぱいでした。

周りで「おおー!打ち上がったぞ!」という声が聞こえたと思ったら、さっきまで僕と数名くらいしかいなかったこの場所にたくさんの人が集まっているのに気がつきました。

他の街だったり様々な国から来ている方も多く、みなそれぞれのテンションで花火を楽しんでいるようでした。

ぼくもカメラのファインダーで花火を撮りつつ肉眼でも見て楽しんでいました。

それではこの時に撮った花火の写真を何枚か載せていきますね。

洞爺湖ロングラン花火

こんなふうに様々な色の花火がボート上から打ち上がり、それが徐々に左手から正面側へと移動していきます。

薄闇の中で花火に一瞬照らされるぼんやりとした背景が少しづつ変わっていくのも、この花火大会ならではでしょう。

豪華客船も映っていますね、あの船からだとどんな風に見えるのかな。

盛り上がりもピークへ

洞爺湖ロングラン花火と駐車場のこと

そして花火が正面に来た辺りで花火はクライマックスを迎え、様々な色の花火が連続してドーンドーンと打ち上がります。

歓声の盛り上がりもピークに達します。

ぼくはシャッタースピードを遅くしてそれらの花火が重なるように写してみました。

花火を撮るのはなかなか難しかったのですが、なんとか上のような一枚を撮ることが出来て、ぼくもテンションが上がってきます。

やっぱりこの場所から見て正解だった気がします!

花火をみた後

鑑賞船乗り場

ぼくが豪華客船みたいだと言っていたのは「花火観光船」というようで、花火をみた後に気になって乗り場までやってきました。

周りは真っ暗なのにここだけたくさんの灯りに照らされていて、まるで昼間のようです。

せっかくなのでこれから戻ってくる豪華客船みたいな「花火観光船」を撮ることにした。

暗闇に浮かび上がる花火観光船

暗闇を切り裂いて戻ってくる船。

真っ暗な湖上に小さな眩しい輝きが見えて、それがだんだんと大きくなって、乗り場に近づいてくるのがわかります。

船の灯りは水面に反射してキラキラさせながら戻ってきます。

これから下船する人たちでここらはまた混雑しそうなので、そろそろ温泉街の方へ戻ることにしました。

セイコーマートで買い物を。

駐車場は無料で開放されていてそこに停めておきました。下に地図も載せておきますね。

何か買って帰ろうと温泉街を歩きましたが21時過ぎだと空いているお店も見つけることが出来ず、道民御用達のセイコーマートが目に入ったのでそこで買い出しをしました。


店内は道外や海外からの観光客の方がほとんどのようで、セイコーマートやっぱりいいね!みたいなテンションが伝わってきます。

レジもランチタイムの札幌駅周辺のコンビニみたいに長蛇の列です!

セイコーマートで買い物を済ませて駐車場へ戻ると街路樹のカツラの木からいい匂いがしていました。旅の疲れを癒してくれるような良い匂い。

そして今夜もお休みなさい。

今夜はここから車で2,30分ほどの場所にあるキャンプ場へ向かい、そこで一晩過ごすことにしました。

これで21時過ぎに花火が終わった後に急いで札幌まで帰る必要もないという訳なのです。

明日はきっと鳥の声で目が覚めて、セイコーマートで買ったパンとコーヒーでゆったりと朝ごはんを食べているはずです、そしてゆっくりと札幌へと戻ります。

これで一泊二日の温泉とジンギスカン定食、北舟岡の夕暮れと洞爺湖畔の花火、そしてキャンプ場で朝を迎えるまでの小さな旅のお話はおしまいです。

本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

二十四節気でいうと「白露」の頃、朝晩と日中の温度差で露がみられる季節です、そんな頃に少し遠い街まで花火大会を見に行ってきました。

実際ぼくがこの夜に泊まったキャンプ場では朝になると草に露が降りていて、少し歩くと靴がびしょびしょに濡れてしまうほどでした。けれど日中に向かうにつれ気温も上昇し、ぼくの靴もすぐに乾いていくのです。

たいていの花火大会は決められた日時に開催され、予定が合わないと次見られるのはいつだろうとなってしまいますが、この洞爺湖畔ロングラン花火ならその心配もないのが魅力のひとつだと感じています。

もし花火大会の日に予定が合わなかったけれど、どうしても花火を観に行きたい!と思った時にはこの記事のことを思い出してもらえたら嬉しいです。

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